BANANARAMA
86年のバナナラマによるヒットナンバー。オリジナルは言わずと知れたショッキングブルーですが、このキュートな3人娘のカヴァーもダンサブルでセクシーでとってもOKでした。この人たち、プロモート的には間違いなくアイドルというポジショニングだったのですが、ボブ・ゲルドフの一世一代のプロジェクト「Do They Know It's Xmas」に名だたるアーティストと共に参加したり「レインマン」や「摩天楼はバラ色に」などのサントラにも起用されたりと、単なる綺麗なダンスするお姉さん達という以上の存在感がちょっと不思議な感じでした。ネーミングも印象的でグッドですね。最近で言えばスパイス・ガールズみたいな感じだったと思います。88年にメンバーの一人が結婚&子育てのために脱退してそのまま解散となってしまったようでちょっと残念ではあります。
♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。
続きを読む
Scott McKenzie
67年、フラワー・ムブメント真っ盛りのサンフランシスコのテーマソングとなった「花のサンフランシスコ」です。反戦歌ということで時代を象徴するようなナンバーですが、他の同じような曲(例えばジョン・レノンとか)に比べると、サウンドやメロディがのどかでこのあたりが60年代の良さのように思います。当時は小学校1年生だったのでリアルタイムでは知らないのですが、後年(多分中学2年くらいの頃)にこの曲を聴いたときから、明るいけれど何となく切ないメロディラインはずっと心に残ってる、メッセージ以前に楽曲として僕にとっての名曲のひとつです。スコット・マッケンジーについてはこの曲しか知らないのですが、その後どうなされてるんでしょう?
♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。
続きを読む
SWEET
中学3年か高校1年の頃だったと思うので70年代半ばのヒットナンバー、スイートのフォックス・オン・ザ・ランです。同じ頃のウイングスのバンド・オン・ザ・ランとよく似たタイトルですが、イギリスというのも同じでいわゆるポップ・ロックというのも同じでしたが、こちらの方は当時盛り上がってたフロムUK勢の「時代を切り開く感」が充満してて、そのグラムっぽいサウンドが発散するドライブ感がカッコよかったっす。昨年のAAAコンサートのアンコールで桑田さんが久々に聴かせてくれましたが、ボーカルに入ってすぐの「アーイ(ァーィ、ァィ)」というエコーがたまらなく懐かしかったです。
続きを読む
Cyndi Lauper
80年代のアメリカ女性POPボーカリストNo.1は、この人かマドンナで決まりかなと思うシンディ・ローパー。83年発表のデビューアルバムから、底抜けに明るくてルンルン楽しいガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファンで、確か邦題は「ハイ・スクールはダンステリア」だったように思います。MTV全盛期だっただけに、彼女の表情や衣装、それからセットやアートワークまでもがコミカルなコンセプトでしっかり作られていたビデオクリップも楽しかった。マドンナがセックスシンボル的なプロモートだったのに対して、コミカルでチャーミングなイメージのシンディさんでしたが、いつもレッドゾーンに入っているかのような歌唱力は迫力満点でしたね。また、同じアルバムに収録のタイム・アフター・タイムのようなバラードを歌っても一転して叙情感たっぷりに聴かせてくれたりで、同年のグラミー新人賞も当然のように獲得してました。それから、この人で忘れてはいけないのがやっぱりウイ・アー・ザ・ワールドで受け持ったパートの「ゥォゥ、ゥォウ、ゥオウ、ウオー~」という雄叫び?から入ってくるダイナマイトボーカルでしょう。もちろん悪くはなかったけど、あまりの心情込めまくりに隣にいたダリル・ホールが心なしか霞んでみえました....。
♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。
続きを読む
BAY CITY ROLLERS
ビートルズの再来という一大プロモーションとともに70年代半ばにブレイクしたベイ・シティ・ローラーズ。この曲は確か76年のヒットだったと思います。スコットランド出身ということでタータンチェックの衣装がトレードマークで、それがまた少女バンド風でもあって女の子の人気は絶大なものがありました。いわゆるバブルガム・サウンドというくくりで話されるバンドですが、この曲の「アイアイアイアイ、アア」のところのEm進行、美しくって好きなんです。サタデーナイトというスペルを連呼するコーラスから始まるのですが、高校に入学したばっかですぐ友人になったO君に「お前、バンドとかやってるんやったらあのコーラスなんて言ってるのか教えて」と聞かれ、ちゃんと知らなかったのに適当に「エス、エー、ディーエワイ、ディーエワイ、ナイト!や」と答えたところ、その後O君はある時は廊下でまたある時は校庭でとっても楽しそうに大声で歌っていました。あんまり楽しそうなのでちょっと気になってきちんと調べたところ大間違いだとわかったのですが、機嫌良く歌うO君の後ろ姿に訂正の一声をかけることが出来なかったという、青春の苦いヒトコマとともに思い出に残る一曲です。
♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。
続きを読む
Van McCoy & The Soul City Symphony
ダンスのステップ名でもあるハッスル。ディスコビートを土台にしてストリングスやホーンセクションを重ねファンキーなコーラスでトッピングという、文字で書いても楽しくなってくるようなサウンドで身も心も軽くなる75年の全米No.1ヒットです。ヴァン・マッコイはもともとはプロデューサーだったらしく、74年のスタイリスティックスの大ヒット「愛がすべて」を手掛けたことで俄然注目を浴び、その勢いで結成したソウル・シンフォニー・オーケストラでリリースしたこの曲もまた大ヒット。ディスコブーム前夜だった当時の日本でもいろんなところで流れていました。彼についてはこの曲以外あまり知らないなぁと思って調べていたら、79年に35歳で他界していたんですね。軽やかで爽やかなフルートの音色は初めて聴いた中学生の頃からずっと耳に残っていて、例えば最近のビールのCMで流れたりすると、やっぱりハッピーな気持ちにさせてくれる名曲。ヴァン・マッコイが残してくれたハッスルはそんなナンバーです。
続きを読む
Chic
おしゃれフリーク、という邦題そのものの本当に洗練されたカッコいいサウンドで78年に大ブレイクしたシックの代表的ナンバー。「アーァア、フリッカァウ!」というノリのいいコーラスから続くナイル・ロジャースのギターカッティングとバーナード・エドワーズのファンキーベースが最後まで心地よくて、まさに踊るための一曲という感じなのですが、音楽性や完成度で考えても当時のディスコブームでヒットした他の楽曲とは一線を画していた(と勝手に決めます)名曲です。シック自体はブームの終わりとともにプロジェクトをたたんだようですが、彼ら2人はその後プロデューサーとして、デボラ・ハリーやデビッド・ボウイ、マドンナといったアーティストを手掛けるなど、そのサウンドセンスで大活躍でした。2年ぐらい前だと思うのですが802の(多分ヒロさんの)番組にゲスト出演したナイル・ロジャースが、半分遊びです的にアコースティックでこの曲を少し演奏したのですが、独特のカッティングはアコギ1本でも充分分厚いシックワールドを聴かせてくれてシビれました。あの時の音源またオンエアしてくれへんかなぁ、権利的に難しいとは思うけど。
♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。
続きを読む
Michael Franks
昨日分がジプシー・キングスだったのとは無関係ですが、今日は77年のマイケル・フランクスのアルバム「スリーピング・ジプシー」からのヒットナンバー「アントニオの歌」です。いわゆるAOR系の人でサウンド的にはフュージョンでありセールスプロモート的にはソフト&メロウという、この時期以降の音楽シーンを先取りしたようなスタイリッシュな楽曲で、渋い声で気怠く囁くように歌うボーカルがバックのジャズ+ボサノバ風のアレンジと重なって、まさに大人向けのセクシーな一曲ですね。バックミュージシャンが超豪華で、ジョー・サンプル、ラリー・カールトン、デビッド・サンボーンなどジャズ/フュージョン界の大物がずらりの贅沢なアルバム。ちなみにアントニオさんとはボサノバ生みの親といわれているアントニオ・カルロス・ジョビン氏のことだそうです。日本車を外国に売りまくっている友人のM社長ととあるバーで音楽談義してた際に「アントニオの歌、よかったなぁ」とぽつりと言ってたのを思い出しました。
続きを読む
GIPSY KINGS
80年代後半、それまでのAOR旋風がやんでしばらくして台頭してきたのがワールドミュージックというカテゴリー。いろんな見方があるようですが、結局はアメリカやUK以外のポピュラー音楽ということだったようです。その代表格として大ヒットしその後もCMソングでおなじみのジプシー・キングスのナンバーからジョビ・ジョバをば(この曲はキリン端麗生でしたね)。87年に発表された日本デビューアルバム収録の1曲ですが、初めて彼らのサウンドを聴いてそれまでになかった激しいアコスティックと伝統的なようで現代的なリズムにのった美しいメロディ、そして哀愁を帯びたボーカルにすっかりイカれてしまってすぐにCD買ってしまいました(今にして思えばそれがワールドミュージックブームだったということなんでしょうね)。名前のとおり本物のジプシーの人たちのバンドであり、初めて彼らを見いだしたのは晩年のチャップリンだったとか、ブリジット・バルドーがぞっこんだったとか、日本人の感覚では想像しがたいエピソードの持ち主なんですが、カリスマ性がないというと失礼ですが、例えば何かをしていてBGMが欲しいなというときに、最適の音楽のひとつだと思います。
♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。
続きを読む
Nilsson (Harry Nilsson)
94年に52歳の若さで亡くなったのが痛恨というかやはり惜しまれるニルソン。このウイズアウト・ユー、オリジナルはバッドフィンガー(ビートルズがプロデュースしたPOPバンドですね)だというのが意外なんですが、誰もが認める彼の代表曲で、71年のグラミーをこのナンバーで獲得しています。僕がはじめてこの曲を聴いたのは高校生の時だったと思うので78年頃のことで、シンプルなピアノベースの熱く歌い上げるバラードに感動したのを覚えています。その後免許を取って乗ったクルマにも欠かせない一曲でした。バッドフィンガーの縁かどうかわかりませんが、ニルソンといえばジョン・レノンというような関係も有名で、ヨーコと一時離別していた時代に彼の心を癒した盟友(飲み友達?)だったようです。ジョンプロデュースのアルバムも発表されていますが、80年のジョンの死後は音楽活動からも遠ざかってしまいました....。そんなエピソードを考えるまでもなく、風貌や作品から人間性が滲み出るようなアーティストの代表格だったと思います。そういえば、このブログが動いているMovabletypeのデフォルトログインはMelody-Nilsonなんですよね。開発したトロット夫妻もお好きなのかしらん?
♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。
続きを読む