2005年3月の記事一覧

Dont Talk to Strangers

Rick Springfield
僕が大学出て就職した80年代初頭~半ばにかけて、音楽シーンに時ならぬオージーブームみたいなのが巻き起こりまして、エアサプライやリトルリバーバンド、インエクセスなどのバンドがチャートの上位に躍り出ていたのですが、リック・スプリングフィールドは貴公子然としたルックスでアメリカでは女性ファンが中心のアイドル的ポジショニングのオージーロッカーでした(ちょっとニュアンスが違うかも知れませんが、ボンジョヴィみたいな感じ?)。メディアもそのあたりにはやっぱり敏感のようで、映画やテレビドラマでも活躍していたんですね、知らなかったけど。日本でもアーティストというよりはタレント的なプロモートだったような覚えがあって、当時はあんまり音楽性とかを語る対象ではなかったような気がするのですが、82年にはちゃんとグラミーを取ってたんですね。ブルース・スプリングスティーンをPOPにしたような彼のナンバーは、クルマで聴くには最高でした。このドント・トーク・トゥ・ストレンジャーとともに、ジェシーズ・ガールもよかったです。

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BEST SELECTION
リック・スプリングフィールド

BMGファンハウス 1994-07-06
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Sunny

BONEY.M
from西ドイツ、70年代のディスコブームでブレイクしまくったボニーM。タイトルのインパクトではなんと言っても「怪僧ラスプーチン」をあげたいところですがあまりにもお気楽になってしまうので、77年のサニーということで。この時代、ミュンヘンサウンドなるカテゴリーがあってアラベスク(これも懐かしいー!)なんかと共に欧州勢代表としてアメリカにも進出して、土曜の夜のミラーボールフロアの覇権を争っていました。このサニーはいわゆる当時のディスコソングとしてはコード進行に哀愁感も漂わせているグッドナンバーです。モノラルのAMラジオで大音量でまた聴きたい気がします。

♪from Lyrics Search Engine

The Greatest Hits
Boney M.

RCA 2002-03-19
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Shinning Star

MANHATTANS
80年、とくれば例によってAOR及びブラコンブームの絶頂期で、当時のこのジャンルのヒットチューンの中でも特に甘ーい、スイートソウルという呼ばれ方をしていたスローバラードです。マンハッタンズを知ったのはこの曲からなんですが、60年代から活動しておられたらしく日本でいえばキングトーンズみたいなポジショニングのグループでしょうか?名前はニューヨークのマンハッタンではなくカクテルからつけたらしいのですが、なるほど、いわゆるソフィストケイトされたバーで出来れば綺麗な女性と一緒に聴きたいお洒落な一曲です(当時はあんまりお金もないしもっぱらクルマで聴いてましたけど)。

Kiss and Say Goodbye: The Best of the Manhattans
The Manhattans

Columbia/Legacy 1995-10-31
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This Night Won't Last Forever

Bill Labounty
78年発表ですが、その後もAORのスタンダードとして永遠の名曲となったThis Night Won't Last Forever。大学生の頃クルマには欠かせなかった、ビル・ラバウンティ渾身のナンバーです。なんといっても「声」が抜群にグッドで、ダンディなのに素朴で温かい人間味のようなものも感じられるところがこの人の歌の真骨頂。当時風に表現すると「アーバンでメロウなメロディ」を、シンプルなアレンジにのせているところも楽曲の素晴らしさを引き締めていると思います。この曲のサポートでレイ・パーカーー・Jrとリー・リトナーが参加していたり、またピーター・セテラ、スリー・ドッグ・ナイト、ボビー・コールドウェルといった面々がカバーしていたりしていて、ミュージシャンからの評価が高い人のようで、一発屋的なイメージもあったのですが現在もいろんなアーティストに楽曲を提供されたりとしっかり活動されてるみたいで何よりです。10年あまり前の柳葉さんとミポリンのドラマでも使われていましたね。

コンプリート・ベスト・オブ・ビル・ラバウンティ
ビル・ラバウンティ

コロムビアミュージックエンタテインメント 2004-08-25
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Mr.Bojangles

Jerry Jeff Walker
サミー・デイビスJrの十八番中の十八番であり、ボブ・ディラン、ニルソン、ジョン・デンバー、日本人でも森山良子さんなど数多くのビッグネームがカバーしているミスター・ボージャングル。うろ覚えなんで勘違いかも知れませんが、この曲を初めて聴いたのは子供の頃に「夜のヒットスタジオ」の特別ゲストで出演したサミー・デイビスJrの歌だったように記憶しています。曲名を知らなくても、このメランコリックなミドルテンポの名曲は誰もが一度は耳にしたんじゃないかなと思うほど有名ですが、ジェリー・ジェフ・ウォーカーという人については僕は殆ど知りませんでした。プログレッシブ・カントリーというジャンルのパイオニアらしく、60年代から70年代にかけて活躍した人のようです。歌詞の内容は、老いぼれたボードビリアンの人生を物語り調に綴ったもので落ちぶれてしまうボージャングルのダンスをjump so high...と歌うパートが何かとても切ないんですよね。モデルとなった人物が実際にニューオーリンズにいたようで、そんなバックグラウンドが曲の味わいを深くしているのかなと考えてしまいます。

(↓John Denver版ですが)
♪from Lyrics Search Engine

Mr. Bojangles
Jerry Jeff Walker

Rhino 1993-12-14
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Stay

Jackson Browne
ウエストコーストというジャンルの音楽をその存在で体現する中心的アーティストであり、70年代のアメリカ最大の詩人とも評されるジャクソン・ブラウン。77年発表のアルバム「孤独なランナー」のラストを飾る名曲ステイです。アルバムコンセプトがとてもユニークで、いわゆるライブアルバムなのですが、ステージでのパフォーマンスだけでなくツアー移動中のバスの中で爪弾くようなシチュエーションでのナンバーがあったりして、ミュージシャンとして生きている日常(つまりライブですね)をまとめてメッセージとして表現しているところが、まさにジャクソン・ブラウンという人の真摯な才能であり真骨頂です。アルバムではこの前の曲であるロード・アウトからのメドレーなんですが、この2曲の歌詞とつなぎ方が本当に素晴らしい。「今日はここで出会えてよかった、あなたが明日目覚めて新しい朝を迎えた頃僕たちはバスに乗って全然違う街にいる、そんな風にして人生は続いていくんだね...」みたいなロード・アウトの毅然としたエンディングから引き続き「でも、もう少し一緒にいて欲しい、もう一曲一緒に過ごしたい、プロモーターも組合もきっとOKだし...」と始まるステイの温かみ。この曲を初めて聴いたのは高校3年の頃か翌年大学に入った年だったかで歌詞の意味などはわかっていなかったのものの、メロディ、ボーカル、アレンジ、そして(ステイ自体は彼の作品ではないのですが)楽曲全体が持つキャラクターから伝わるものがあって、心が洗われるような感じがしたのを覚えてます。この前年に奥さんの自殺という出来事があったのに(もしくはあったから?)、こんなにも淡々と着実に音楽を通じて自分自身を表現できるところが彼のすごさであり、現在まで継続して尊敬を集める理由なのだと感じ入ります。この当時から比べると、経済が社会の仕組みの中心であるかのように時代も大きく変わりそんな社会で大人として毎日を送るようになりましたが、世の中に出て行くまでの若い時期に(彼が歌に込めた思いの全てを理解できてはいなかったとしても)このような音楽をリアルタイムで聴くことが出来たことは、僕にとって非常に幸運だったと思います。

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Runnin on Empty
JACKSON BROWNE

Wea/Elektra Entertainment 1990-10-25
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Three Times A Lady

COMMODORES
ゴールドラメラメのジャンプスーツを着たダンス&ファンク路線により、70年代のディスコブームの中で一定の成功をおさめていたコモドアーズですが、78年にThree Times A Ladyを聴いたときには、曲の美しさとコスチュームとのギャップにインパクトを受けた覚えがあります。その後ライオネル・リッチーの才能が爆発、翌年のStillでバラードコンポーザーとしての地位を揺るぎないものとした彼は81年に脱退してソロでも大成功....という風に、コモドアーズ=ライオネル・リッチーというイメージをどうしても持ってしまうのですが、その風貌からは想像できない(すいません)、メロディ自体が切なくて悲しいこういうナンバーはまさに彼の十八番ですね。後年のエンドレス・ラブなどに比べてプリミティブというかポップスとしての洗練度では及ばないと思いますが、バラードとして訴えかける力はこの頃の楽曲の方が強かったように思います。当時の多くの青少年が行っていたように僕もバラードだけを集めたカセットテープなんぞを作ったりしていたのですが、スリータイムズ・ア・レイデイは外せないお約束チューンでした。

コモドアーズ
コモドアーズ

ユニバーサルインターナショナル 1998-04-29
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Dancing Queen

ABBA
70年代のスーパーポップグループ、アバ。今考えると、キャッチーな楽曲、アレンジの楽しさ、ハーモニーの美しさ、キャラクターの明るさ....などポップスターとしての条件を全て兼ね備えてたと思うのですが、ティーンエージャーだった当時に抱いたのは「あまりに優等生的でおもろない」という印象だった気がします。男女二人ずつでスウェーデン出身、というのもなんとなくピンとこない感じがしたような。ですから、グループ活動中は好きで聴いたわけではなくラジオから流れてくる(といってもオンエア量が半端じゃなかったけど)のをBGMで聴き流していただけなんですが、歳をとってから久々に聴いたりするとサビ部分などは一緒に歌えたりするナンバーが多いんですね。このあたりが彼らが世界中で評価された本質的な理由であり、つまり普遍的な音楽だったということなんだな、という気がします。些末な部分ですけど、この曲のスネアのシンコペーションも、普遍的でカッコいいなと思います。

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Gold
Abba

Uni/Mercury 1993-09-21
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A Woman Needs Love( Just Like You Do )

Ray Parker Jr. & RAYDIO
レイ・パーカーが81年に放ったメロウな大人のシティポップ、ウーマン・ニーズ・ラブ。当時のAORブームの中、雰囲気のあるボーカルとライトなアレンジが印象的でスマッシュヒットしましたが、この人の場合はやはりその「声」に尽きるでしょう。ちょっと鼻にかかったようでいて太さのあるシルクのような声がこの曲を名曲にしたと思います。もともとスタジオ・ミュージシャンからスタートしたキャリアの中で、この時期は自分のバンドで活躍しましたが、平行してシェリル・リンやダイアナ・ロスの活動もサポートしていたようです(そういえばアメ村にあるロックバーにシェリル・リンと来店して2ショットの写真が飾ってあったっけ)。で、あの「ゴーストバスターズ」がかえすがえすも悔やまれます、なまじ大ヒットしちゃったもんだから余計に。その後失速してしまって名前を聞かなくなり残念だなと思ってたのですが、なんと今月東京ブルーノートに来演したクルセイダーズのサポートギタリストとして来日されてたようですね。なんか嬉しいな、やっぱりミュージシャンとしてのセンスはただ者じゃないはずですし。

ウーマン・ニーズ・ラブ
レイ・パーカー・Jr.&レイディオ レイ・パーカー・Jr. RAYDIO

BMGファンハウス 1992-06-21
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That's the Way ( I Like It )

K.C. & The SUNSHINE BAND
70年代後半のディスコブームを盛り上げたバンドのひとつ、KCの75年の代表作ザッツ・ザ・ウエイ。軽いビートとスピード感が気持ちいい、明るく弾けるグルービーなナンバーです。ソウル+R&B+ラテンという感じのサウンドでメンバーに白人が入ってるのがちょっと新鮮。NHKがシリーズで放送していた「○○年代のポップス」という感じの番組で70年代特集の際にこの曲のライブクリップも流れたのですが、ド派手なラメラメのロングコートを着てダンスしながら余裕のパフォーマンスのホーンセクションがカッコよかったです。

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KC & The Sunshine Band's Greatest Hits
K.C. & The Sunshine Band

Intercontinental 1999-11-23
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好きな洋楽ナンバーについて感想を綴ったブログのアーカイブです。2004年から2005年にかけては一日一曲アップしてましたが、その後飛び飛びになってフェードアウト...現在は各曲のYoutubeムービーのリンク切れだけをたまーにメンテナンスしていますが、新しい記事のアップは休止中です。

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