2005年2月の記事一覧

Luka

Suzanne Vega
ボーカルだけで鼻歌のように軽快に唄うTom's DinerがコーヒーのCMでおなじみのスザンヌ・ベガ。87年発表の同じアルバムに収録のLukaは彼女の代表作で、よく知られているように児童虐待をテーマにした楽曲です。アレンジやメロディーはポップ調でキャッチーなのに、歌詞が今日的な社会問題を訴えているのが、さすがにニューヨーカー。スティングもこのアルバムを聴いて才能を認めベタ褒めにしたとか。そんなコンセプチュアルな音楽性と共に、その声も魅力的で、やや舌ったらず風の発音とあわせ聴いていてなんかしら落ち着くような、知的な甘え声とでも言えばいいのか、シンガーとしても雰囲気を持ってる人だと思います。テーマの深刻さはさておき、郊外をドライブ中なんかにも結構ぴったりくるナンバーです。

♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。

Solitude Standing
SUZANNE VEGA

Uni/A&M 1990-10-25
売り上げランキング : 6,664

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む

You Really Got A Hold On Me

Smokey Robinson
80年代にファルセットが美しいBeing With Youのスマッシュヒットで健在ぶりを見せてくれたモータウンの大御所スモーキー・ロビンソン。これはぐっとさかのぼって60年代初頭、ミラクルズ時代のナンバーです。多くの人がカバーしてますが、僕はビートルズでこの曲を知りました(With The Beatles収録でビートルズのナンバー中唯一ジョンとジョージがリードボーカルをとってます)。デビュー当時の曲なので、後年ソロとなった彼の代名詞ともなった「メロー」なボーカルではありませんが、独特の切ない曲調はこの時代からのもので、特にTighter!というシャウトの部分が何とも言えず大好きなんです。シンプルなアレンジも初期モータウンの香りがプンプンでGOOD。ギターでよく練習して、今でもソラで弾ける(といってもたいしたもんじゃあございませんが)数少ない曲のひとつです。

♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。

Tears of a Clown
The Miracles

Orpheus 2002-06-04
売り上げランキング : 319,369

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む

China Girl

David Bowie
仕事中、事務所でかけっぱなしにしてるFM802でチャイナ・ガールがオンエアされました。イントロのギターが懐かしーい!80年代前半に発売された収録アルバムには、タイトルチューンであるLet's DanceやModern Loveなどヒット曲満載で、デビッド・ボウイが大衆化する契機になったと思います。中学生の頃「ダイアモンドの犬」のジャケットを見て、初めてボウイの事を知ったのですが純真な子供にはあまりにインパクトのあるデザインで「なんかちょっと、遠慮させていただきます...」というイメージを持ってしまい、このアルバムまできちんと聴いたことがなかったのですが、大衆化の波に僕も呑まれてクルマなどでよく聴きました。彼のコアなファンの方には賛否両論のようですが、観念的なコンセプトに走らずにカッコいいキャラクターにピッタリの作品で僕は好きです。この曲のビデオクリップ、どこかのビーチでチャイナガールとの軽いエロティックな映像も印象的でした。この後、ミック・ジャガーとコラボしたりしてましたね。最近はあんまり名前聞きませんが、どうなさってるんでしょう...。

♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。

Let's Dance [ENHANCED CD]
David Bowie

Virgin 1999-09-28
売り上げランキング : 8,117

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む

El condor pasa

Simon & Garfunkel
70年代前半から日本でもフォークロックというジャンルが台頭し、やがて確立され、そして現在のJ-POPへと繋がってきたと思うのですが、そのフォークロックの源であるサイモンとガーファンクルの名曲。彼らの音楽は、知的で清楚なハーモニーと美しいメロディーがその背骨であり、社会性の高い哲学的とも言える詩が肉体だと思います。そういう音楽性であるがゆえややシリアスなイメージがあるけれども、とにかく名曲があきれるほど多いデュオで、Scarborough Fair/CanticleやSound of Silence、Bridge Over Troubled Waterなどは100年経ってもどこかの国の音楽の教科書には必ず載ってるという感じで永遠に残るんやろうなあ、と思ったりします。この曲は、埋もれていた民謡をポール・サイモンがアレンジして世に送り出したらしいのですが、ちょっと切ない、でも耳の奥に残る独特な世界を醸し出してます。「カタツムリになるならスズメになりたい、釘になるよりは金槌になりたい...」という単純な比喩が、人生の秘密のヒントなんでしょうか。

♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。

Bridge Over Troubled Water
Simon & Garfunkel

Columbia 2001-08-20
売り上げランキング : 1,130

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む

Give Me the Night

George Benson
ジャズ×ロックのいわゆるフュージョン的サウンドの大御所ジョージ・ベンソン。Breezin'の軽いリズムが好きで着メロに使わせてもらってるんですが、こちらはその後大ヒットした元祖ブラコンのGive Me the Nightです。余裕のギターに甘いボーカルが乗って、同名アルバム収録の80年発表のナンバーですが今でも夜のドライブピッタリ!この人のボーカルは、ロックミュージシャンのそれとは違って、やっぱりジャズっぽくて、例えるならばギブソンの335で弾いているジャズギターのアドリブのような感じで、このボーカルの不安定さ?も彼の魅力かも。同じような「甘いボーカル系ブラコン」のWoman Needs Loveで一世を風靡したレイ・パーカー・ジュニアはゴーストバスターズで遠い彼方に行ってしまいましたが、この人のナンバーは時代が変わっても普遍性のある、いい味わいをキープしていますね。

♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。

Give Me the Night
George Benson

Warner Bros. 1990-10-25
売り上げランキング : 7,430

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む

Handy Man

James Taylor
どの楽曲もハートウォーミングなジェームス・テーラー。とりわけタイトルも優しいこの曲は、メロディー、アレンジ、ボーカルの全てが彼の音楽性を端的に表現してくれる真骨頂的ナンバーだと思います。最近はもう悠々自適でしょうからあんまり名前を聞きませんが、久しぶりに聴いていると純粋で無垢でという永遠のイメージが今もアコースティックギターの音色とともに漂ってきます。この曲オリジナル収録のアルバム「JT」が最高傑作という評価のようですが、76年発表のベスト盤Greatest Hitsの方は「ワーナーブラザーズ史上屈指のヒット作となり、1100万枚を売り上げ、今も枚数を重ねている(byアマゾン)」とのことで驚きです(僕も10代の頃LP買って30代でCDも買ってしまいましたけど)。長女が嫁の腹の中でいるときに、生まれたらこの曲をギター弾いて歌ってやろうと練習を重ね、いざ生後3ヶ月位の頃にポロロ~ンと弾き出すと何やら観客は難しい顔、ついにCome, come, come~のところで泣き出してしまい(感動して、という風ではなかった)、苦節約10ヶ月の親父の努力はもろくも崩れ去ってしまったのでした...。

♪from Guitar Tab Universe ← Guitar Tab Universeのリニューアルでリンク切れになります...。こちらのトップページから探してみてください。

Jt (Rmst)
JAMES TAYLOR

Sony/Columbia 2000-04-25
売り上げランキング : 18,217

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

(↓こちらはベスト盤)

James Taylor: Greatest Hits
James Taylor

Warner Brothers 1990-10-25
売り上げランキング : 21,007

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む

When You Gonna Learn

JAMIROQUAI
iPODを使うようになってからあらためて聴いてみることができたアーティストのひとつがジャミロクワイで、ヒットチューンを何となく知ってる程度だったんですが、UKのバンドだったんですねぇ、意外。音楽性だけでなく声もスティービーワンダーそっくりなんで、てっきりニューヨークあたり(=ちょっとジャズの匂いもするんで)のスタジオミュージシャンが結成したような思い込みをしてました。ファーストアルバム収録のこのナンバーは、タイトルは知らなくても一度はラジオか何かで聴いたことがあるような(CMでも使われてたように思う)、ファンキーでクールなナンバーです。アルバム全体としてもスタイリッシュにまとまっていて、マット・ビアンコのファンク版、という感じでなかなかリラックスして聴けてGOODです。バンド名はアメリカ先住民関係の言葉らしく歌詞にもそのようなメッセージがあるとのことで、軽いダンスミュージック以上の何かを秘めた人たちのようです。しかし、スティービーに似てるよなぁ...(批判ではありません)。

♪from Lyrics Search Engine

Emergency on Planet Earth
Jamiroquai

Sony Soho Square 1993-08-10
売り上げランキング : 24,008

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

続きを読む

このページの上部へ

About

好きな洋楽ナンバーについて感想を綴ったブログのアーカイブです。2004年から2005年にかけては一日一曲アップしてましたが、その後飛び飛びになってフェードアウト...現在は各曲のYoutubeムービーのリンク切れだけをたまーにメンテナンスしていますが、新しい記事のアップは休止中です。

ピックアップアルバム

サイト内検索

コメント