CEREEDENCE CLEARWATER REVIVAL
かなり前に(多分)GパンのCMで使われていたと思うのですが、70年代前半に活躍したアメリカンロックの源流的バンドのひとつCCRの大ヒット曲であり彼らの代表曲です。活動エリアが西海岸なわりには、R&Bやサザンっぽい雰囲気を持ってる感じがしていたのですが、ボーカルのジョン・フォガティが南部出身とのことで、ちょっと無骨な感じのするサウンドはそういう背景が影響してるのかどうか、アレンジやギターの音がとにかく男っぽいナンバーで、その辺がまたこの人たちの魅力です。ディテールですいませんが、この曲のサビの最後で入るベースのフィルがなんとも効いてて好きなんです。パンクのラモーンズがカバーしているのが意外な感じですが、これも名曲ゆえですね。
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a-ha
80年代はそれまでのFMラジオに替わってMTVが音楽メディアの盟主として君臨した時代でしたが、そのような「映像+音楽」というスタイルが浸透しはじめた85年、驚くような斬新な映像で登場したのがa~haでした。絵本を眺めていた女の子が登場人物の男の子に誘われて本の中に入っていき...というボーイ・ミーツ・ガールの物語が、実写とイラストを融合させたスピード感たっぷりの映像に乗って展開されるのですが、はじめて観たときの衝撃というか「なんてカッコいいんや!」とびっくらこいたのを今でも思い出します(ノルウェイのバンドだというのにもオマケ的に驚きました)。もちろんイントロの「トゥトゥトゥットゥトゥトゥ....」という印象的なリフ、高低の音域を駆使するクールなボーカル、覚えやすいキャッチーなメロディとどれもが一級品のポップミュージックなのは確かなのですが、やはりあのビデオクリップとの相乗効果が大ヒットに繋がったように思います。今ならCGを使ってもしかしたら家庭のパソコンでも作れるかもしれないんですが、この当時(Machintoshが世界初のパソコンとして発売されたのが84年)このような着想を持ったことにも感服しますし、(おそらく)ディテールは手作業で実現させたクリエーターにも脱帽!ということで、映像の話ばっかりになりましたが、音楽的・商業的にも画期的だったa~haは今でもしっかり活動しているようで、そういうのにもリスペクトです。
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Ned Doheny
このアルバムが発売された76年頃から、日本の若者は、様々なメディアが一気に提供しはじめた「アメリカ西海岸文化」の洗礼をこれでもかと浴びまくり(当時高校生だった僕もそうでした)、音楽シーンでもそれまでUKに押され気味だったアメリカ勢がイーグルスをはじめそれこそ百花繚乱という感じでプレゼンスを確立しました。そんな中リリースされたネッド・ドネヒーのこのアルバム。Get It Up For Loveがスマッシュヒットしたので当時は何となく知ってたという程度だったのですが、あらためてじっくり聴いてみるとビックリの名盤でした。ちょっと内省的な声質のやや黒っぽいボーカルと洗練されたアレンジがマッチして、ウエストコーストテイスト溢れるジャケットアートワークのような世界を聴かせてくれます。グレン・フライ、ドン・ヘンリー、J.D.サウザーもバックで歌ってるとのことで、この頃の西海岸ではよくあることとはいえ豪華版!文句なしの名作です。
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Sade
このサイトのエントリーもそろそろ100曲に近くなり毎日の更新がヘベレケになってきて「たぶん日々一曲」にタイトルを変更しようかなと思ってたら、ナイスタイミングで音楽好き友人のA君がこのCDを貸してくれました。そうや、シャーディーが居たじゃああーりませんか!エキゾチックなのに都会風で「ジャズ+R&B+ブラコン+AOR」みたいな独特の雰囲気が心地いいこのスムース・オペレーターは84年の作品で、当時流行っていたカフェバーというスタイルのお店ではどこでもガンガンかかってたナンバーです。シャーディーってこの人の名前だと思っていたのですが、4人組のユニット名なんですね、知らなかった(ボーカルの女性はシャーディー・アデュという名前)。音楽性は全然違いますが、登場したときの注目度が最近で言えばビョークみたいなカリスマ性がありました。ナイジェリア生まれのアデュさんの書く詩には第3世界をテーマしたものもあるとのことで、シャーディーが醸し出す知的なイメージはそんな姿勢から生まれるサウンドだからかも知れません。
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FIRE INC(Original Sound Track)
ロックンロールの寓話、というショルダーフレーズで84年に公開された映画「Streets of Fire」のクラマックスで、主演のダイアン・レインが(パクパクで)熱唱する挿入歌です。サントラ盤のクレジットを見ると、ファイヤーインクというバンドなのですがこれはこの映画のためのセッションバンドのようで、ミュージカル映画ゆえにサントラミュージシャンも映画のためにつくられたというコンセプチュアルな遊びが、アメリカっぽくていいです。とはいえ曲自体は当然生半可ではなくって、スローパートから始まって最後の超盛り上がりコーラスまで一気に走り抜けるこのナンバー、カッコいいのよねー。映画を観ていなくても勿論心に響く名曲なのですが、暴走族にさらわれてしまった歌姫を救い出したヒーローが、無事ステージに戻ってこの曲を歌い出す彼女を見届けてまた放浪の旅に....というシーンで、真っ赤なボディコンワンピースを着たダイアン・レインが熱唱する映像と一緒に聴くのがやっぱり最高です。映画自体も「寓話」なのでストーリーはシンプルでそれがまたOK、かつウィレム・デフォーの危ないキャラ(この人はプラトーンのような正義派も出来ますがワイルド・アット・ハートでの汚れ役のようなキワモノの方がハマります)がクサくキマってるというのもたまらない!音楽と共に何度も繰り返して観れる名作です。
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Olivia Newton-John
金髪で青い目のすごい美人でそのうえ歌唱力も抜群なオリビア・ニュートン・ジョンが「そよ風の誘惑」で登場した75年、僕は中学生だったのですが「白人はなんて綺麗だんべ」とため息をついて聴いていたような気がします。その清楚な容貌に劣らぬ美しい声もまた思春期の少年たちのハートをかき乱したのでした。ところがどっこい、この人はショービジネスの世界を生き抜く知恵も度胸も抜群で、この後トラボルタと競演したグリースの最後ではアフロ姉ちゃんになってディスコしたかと思えば、かのフィジカルでは悩殺エアロビルックで妖しいダンス...と、したたかなビックリ変身ぶり。日本へのイルカ批判はちょっといただけないオマケでしたが、かくも女性は逞しきという見本のような人生を見せてくれてます。それにしても、この曲の邦題とってもバッチリですね。
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C+C MUSIC FACTORY
80年代の終わり頃~90年代初めまでスキー業界で広告宣伝担当の仕事をさせていただいておりました。時はバブル真っ盛りで、ニューモデル展示会に各メーカーが惜しげもなく予算を投下していまして、そんな中幕張メッセで行われた日本最大の見本市でD社がコンセプトショーを行った際のオープニングで流れたのがこの曲でした。いやー、チョーかっこよかったっす、今思い出しても気持ちいい。今でこそスキー人口の減少で業界はやや下降線(ごめんなさい)ですが、当時はホイチョイの映画になったことでもお解りのように「スキーしないとモテませ~ん」の時代だったので、大手メーカーのコンセプトショーはパツキンのモデルさん(大多数)があられもない姿で踊りまくる、というのが定番でした。今にして思えばそんなパゾリーニ的勘違いのダンスフロアに爆発した「エビバデ、ダンスナウ!」が理屈抜きに気持ちよかったのは、やっぱり日本全体が頭を使わずに感覚で動いていてもOKな時代だったからでしょーか?
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The DOORS
71年にジム・モリソンの突然の死によって活動に終止符を打ったドアーズ最大のヒット曲であり、今でもロック・スタンダードの名曲として輝く「ハートに火をつけて」。ドアーズの実質的な活動期間は67年からで当時小学生だった僕はリアルタイムでは知らないのですが、その後彼らの音楽を聴いたり映画(メグ・ライアンも好きなもので)を観たりして感じるのは、やはり60年代という時代が生み出したバンドでありこういう人達はもう現れないだろうなということ。サイケな音楽に超難解な歌詞をのせてセクシーに歌うというスタイルは、若者が思想性を求めて成長していくのを望む時代でないと生まれないし、また受け入れられないと思います。それだけにいつ聴いても新鮮で永遠性を失わない、というパラドックスも因果な感じがします。UCLA映画学科でフランシス・コッポラと並ぶ有望株だったというジム・モリソンが、その全存在を問いかけたライブはさながら宗教儀式であり、ロックミュージックが内包すべきひとつのディテールの源流でもあったのがドアーズというプロジェクトでした。
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 | ドアーズ バル・キルマー メグ・ライアン オリバー・ストーン ジェネオン エンタテインメント 2000-02-10
by G-Tools
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THE STONE ROSES
パンクバンドでギターを弾く銀行員のT君に教えてもらったのがこのストーンローゼス。それまで知らなかったのが恥ずかしいというか残念というか、どこかビートルズに通じるようでいて(出身がマンチェスターらしい)かつUKが持つ寂寥感もあり、そしてギター&ビートの分厚いグルーヴをカッコよく聴かせてくれる気持ちいいバンドです。89年発表のこのアルバムが90年代のロックシーンに大きな影響を与えたとの評価ですが、確かにオアシスなどに見られるような「バンド回帰コンセプト」のようなものを感じますし、それまでMTV等であまりにエンターテイメントビジネス化してしまったロックシーンをシンプルな方向に導いたような音だと思います。オリジナルアルバム2枚を残しただけなのに、その足跡は大きい人達ですね。
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GRAND FUNK RAILROAD
カウベルの響きとシンコペーションが心地いい、グランドファンクのみならずアメリカンロックの代表曲と言って過言ではない、邦題もずばりアメリカン・バンド。彼らが活動していた70年代前半~中盤にかけては、ツェッペリンを筆頭にブリティッシュロックの黄金期だった背景を考えると涙ぐましいタイトルでもあります。ロック史上で語り継がれている、伝説の雷雨の後楽園ライブは71年だったんですね。当時11歳だった僕は洋楽のヨの字も知らずにいましたが、後年様々なメディアで知ってもちろん「見れた人ウラヤマシ」でした。ビデオクリップ(フィルムなんですよね)で今見ても、楽曲といいザラついた雰囲気といい、痛快で男っぽくってカッコいい!彼らの活動がやがてエアロスミスなどに引き継がれていくという感じで、アメリカンロックの歴史的に見ても偉大なバンドでした。
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