Simon & Garfunkel
70年代前半から日本でもフォークロックというジャンルが台頭し、やがて確立され、そして現在のJ-POPへと繋がってきたと思うのですが、そのフォークロックの源であるサイモンとガーファンクルの名曲。彼らの音楽は、知的で清楚なハーモニーと美しいメロディーがその背骨であり、社会性の高い哲学的とも言える詩が肉体だと思います。そういう音楽性であるがゆえややシリアスなイメージがあるけれども、とにかく名曲があきれるほど多いデュオで、Scarborough Fair/CanticleやSound of Silence、Bridge Over Troubled Waterなどは100年経ってもどこかの国の音楽の教科書には必ず載ってるという感じで永遠に残るんやろうなあ、と思ったりします。この曲は、埋もれていた民謡をポール・サイモンがアレンジして世に送り出したらしいのですが、ちょっと切ない、でも耳の奥に残る独特な世界を醸し出してます。「カタツムリになるならスズメになりたい、釘になるよりは金槌になりたい...」という単純な比喩が、人生の秘密のヒントなんでしょうか。

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Bridge Over Troubled Water
Simon & Garfunkel

Columbia 2001-08-20
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