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Songs for 彼女と***で

More Than This

ROXY MUSIC
70年代にはおしゃれなグラムロック的イメージだったロキシー・ミュージック(後の「坂本龍一+忌野清志郎」ユニットも思い出します)ですが、大人のモダンポップという感じにイメチェンをはかって大ヒットしたのが82年発表のアルバム「アバロン」。全英No.1にも輝いた名作ですが、僕は1曲目収録のこのモア・ザン・ディスが好きでよく聴きました。なりきりというかここまでやるかというか、ブライアン・フェリーのダンディズムがプンプンするバンドで、ボーカルもナルシズム(というと失礼ですが)の極致で恍惚感いっぱいのサウンドだけど、とにかくカッコいい世界観に彩られた音楽であり「キメのBGM」としては彼らの右に出るものはなかったように思います。日本人がやると米米の石井さんのようにちょっと3の線を入れずにはいられないと思いますが、さすがアングロサクソンは唯我独尊だなあ、と思ってしまいます。

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Roxy Music

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You Are So Beautiful

Joe Cocker
とにかく声が渋い!現役社会人バンドベーシストA君のイチ押しアーティストのひとり、ジョー・コッカーの作品から75年のユー・アー・ソー・ビューティフルです。直訳すると野口五郎の往年のヒット曲と同じようなタイトルになりますが、当然全然関係なく、60年代末からビートルズやストーンズのサポートキーボードとして大活躍したビリー・プレストンの作品を、独特の酒&タバコでつぶれきりました風ボーカルで静かにかつ情熱的に歌い上げる名曲で、確かパーラメントのCMでも使用されていたように思います。「君はホントに美しい」を延々繰り返すこのナンバー、詩は究極のラブソングですがこの人のボーカルだから聴けるような気もします。ジョー・コッカーといえば、リチャード・ギアが超カッコよかった映画「愛と青春の旅だち」でジェニファー・ウォーンズとデュエットした主題歌Up where we belongも大ヒットしましたが、ボブ・シーガーやブルース・スプリングスティーンなんかとの燻し銀デュエットも聴いてみたい...。

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Joe Cocker

Hip-O/A&M 2004-01-13
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More Than I Can Say

Leo Sayer
千昌夫さんの出世作は「星影のワルツ」でしたが、こちらはUKポップシーンのビッグネーム、レオ・セイヤーの80年のナンバー「星影のバラード」で、これって60年代のヒットソングのカヴァーだったんですね、知らなかった。スローバラードなんですが、彼の声と曲調がマッチしていて聴いててなんかほっこりする歌でした。今思えばこっ恥ずかしいのですが「バラード集カセットテープforクルマ」みたいなのを自分で作るのが当時結構流行ってて(今でいうとオムニバスCDの「Loveシリーズ」みたいなヤツ)、僕も作ったりしてましたがこの曲は必ず入れてました。クリフ・リチャード後のUKポップを担ったレオ・セイヤーは70年代後半に全米No.1を連続して獲得しているのですが、僕が彼のことを知ったのはこの曲が最初でした。邦題はちょっとズッコケ風ですが、More Than I Can Sayというタイトルは英語的レトリックの良さだなあと思います、日本語に訳すと当たり前すぎて面白くないけど。

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レオ・セイヤー

インペリアルレコード 2003-08-06
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Without You

Nilsson (Harry Nilsson)
94年に52歳の若さで亡くなったのが痛恨というかやはり惜しまれるニルソン。このウイズアウト・ユー、オリジナルはバッドフィンガー(ビートルズがプロデュースしたPOPバンドですね)だというのが意外なんですが、誰もが認める彼の代表曲で、71年のグラミーをこのナンバーで獲得しています。僕がはじめてこの曲を聴いたのは高校生の時だったと思うので78年頃のことで、シンプルなピアノベースの熱く歌い上げるバラードに感動したのを覚えています。その後免許を取って乗ったクルマにも欠かせない一曲でした。バッドフィンガーの縁かどうかわかりませんが、ニルソンといえばジョン・レノンというような関係も有名で、ヨーコと一時離別していた時代に彼の心を癒した盟友(飲み友達?)だったようです。ジョンプロデュースのアルバムも発表されていますが、80年のジョンの死後は音楽活動からも遠ざかってしまいました....。そんなエピソードを考えるまでもなく、風貌や作品から人間性が滲み出るようなアーティストの代表格だったと思います。そういえば、このブログが動いているMovabletypeのデフォルトログインはMelody-Nilsonなんですよね。開発したトロット夫妻もお好きなのかしらん?

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ベスト・オブ・ニルソン
ニルソン

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Smooth

SANTANA
70年代初めにラテンロックなるジャンルを確立したカルロス・サンタナ率いるユニットSANTANAの2000年の大ヒットであり、グラミーを獲得したアルバムのハイライトナンバーでもあるスムースです。ギターをつま弾きだした中学生の頃から知ってる人なもんで、そろそろ21世紀かという頃にまだ現役バリバリでグラミー受賞というニュースを聞いたときは、すごいというより何かピンときませんでしたが「どんなもんじゃい?」とCD買って聴いたときには、その濃さにうなりました。歳とってなお盛んというと変ですが、このエロティックなサウンドは何なんだという感じ。やっぱりこの人のギターは凄まじいパワーを生み出すんですねぇ、チョーキングも彼独特の金属テイストで気持ちいいっす。クラプトンも参加してるということでギターもリズムも堪能できるアルバムでした。こういうコンテンポラリーなサンタナもいいけど、ブラック・マジック・ウーマンや哀愁のヨーロッパ等の昔のナンバーももちろんグッドで、いつまでもぎんぎんのサウンドを聴かせて欲しいと思います(哀愁のヨーロッパは高校生の頃やってたバンドのリードギターY君が執拗に弾いていたなあ、懐かしい!)。

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Supernatural
Santana

Arista 1999-06-15
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The Look Of Love

ABC
前から気になっていた難波のロック・バー(70年代-80年代の洋楽をかけてくれる同年代の方がマスターで気さくに飲めるバーのことを勝手にこう名付けてます)に昨晩初めて行ったら、悲しきサルタンの渋いマーク・ノップラーに続いて、ABCのルック・オブ・ラブが大音量でかかりました。82年発表のナンバーで、当時著しく台頭したUK発のダンサブル・ポップの代表作、懐かしかったなあ。アルバムジャケットのスタイリッシュさからも解るように、同ジャンルで活躍したヒューマンリーグやペット・ショップ・ボーイズと比べた場合、ABCのサウンドの特徴はとにかくハイセンス&お洒落で、スリリングとも言えるメロディやエモーショナルな大人のボーカルが、いやがおうにも夜の巷を盛り上げてくれたものでした...。80年代前半のミナミの夜をノスタルジックに思い出す、今聴くと何故かほろ苦いナンバーです。

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The Lexicon of Love [Bonus Track]
ABC

Universal 2002-02-05
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Smooth Operator

Sade
このサイトのエントリーもそろそろ100曲に近くなり毎日の更新がヘベレケになってきて「たぶん日々一曲」にタイトルを変更しようかなと思ってたら、ナイスタイミングで音楽好き友人のA君がこのCDを貸してくれました。そうや、シャーディーが居たじゃああーりませんか!エキゾチックなのに都会風で「ジャズ+R&B+ブラコン+AOR」みたいな独特の雰囲気が心地いいこのスムース・オペレーターは84年の作品で、当時流行っていたカフェバーというスタイルのお店ではどこでもガンガンかかってたナンバーです。シャーディーってこの人の名前だと思っていたのですが、4人組のユニット名なんですね、知らなかった(ボーカルの女性はシャーディー・アデュという名前)。音楽性は全然違いますが、登場したときの注目度が最近で言えばビョークみたいなカリスマ性がありました。ナイジェリア生まれのアデュさんの書く詩には第3世界をテーマしたものもあるとのことで、シャーディーが醸し出す知的なイメージはそんな姿勢から生まれるサウンドだからかも知れません。

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The Best of Sade
Sade

Epic 2004-12-13
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Take Me To Your Heaven

WILSON BROTHERS
79年に当時のAOR旋風の中で突然現れてスマッシュヒットした、洗練された都会風の一曲でこれもクルマでよく聴いたなあ。コーラスが西海岸のそれで、軽くて耳障りのいい聴きやすいナンバーです。当時は知らなかったのですが、ギターでスティーヴ・ルカサーが参加してたんですね。うーん、そういえばこのハードロック+フュージョン的なギターはあの人ですね。どんなジャンルでも弾きこなす、というイメージ通りです。

アナザー・ナイト
ウィルソン・ブラザーズ ケリー・ウィルソン マーク・オーレリー アラン・クラーク

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Do You Really Want To Hurt Me

Culture Club
ビジュアル系とかニューロマンティックというカテゴリーのバンドがそれこそ百花繚乱した80年代前半ですが、なんといっても大トリ的存在はボーイ・ジョージ率いるカルチャー・クラブでしょう。このドゥ・ユー・リアリー・ウォナ・ハート・ミーは82年のビッグヒットであり、僕自身は就職した頃で慣れないというか本意ではない営業マンで外回りしていた時期にさぼってコーヒー飲んでたチャチャクラブというカフェ(といっても当時はそんなコトバが無くて早い話が喫茶店です)でよくかかってました。カルチャー・クラブは勿論ボーイ・ジョージのルックスにインパクトがあったのですが、本当に驚くのはその音楽性の「黒っぽさ」にあるように思います。この曲をはじめ、UKなのに(UKだから?)ブルー・アイド・ポップ・ソウルとも言えるようなハートフルな楽曲が多くて、イロモノのような出で立ちとのギャップに驚いたのを思い出します。ある種頂点を極めた後、麻薬とかで低迷していたようですが、少し前にまた再結成しておられるようです。

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B0000C83YIKissing to Be Clever [Bonus Tracks]
Culture Club

Virgin 2003-10-07
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Every Breath You Take

The POLICE
今日、大阪城ホールでコンサートのスティング。83年の名曲であり、アルバムは'80年代を代表する1枚です(タイトルも彼らしくスピリチュアル)。ポリスはパンクからスタートして、ブラックやジャズも取り入れて独自のアンサンブルロックとも言うべきスタイルを確立した、まさに金字塔的バンドでした。この曲発表時のビデオクリップ、モノトーンの映像とたくさんの蝋燭とウッドベースを弾きながら切々と歌うスティングの姿を思い出します。また、9.11テロの日に、スティングが別荘で行ったプライベート・ライブをWOWOWで見たのですが、偶然にも同じ日に起こってしまった悲劇に対する怒りと悲しみをこめて歌ったのも感動的でした。淡々としたメロディから激しいサビ、韻を踏んだ美しい詩、そしてスティングの声。不滅の名曲だと思います。

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Synchronicity
The Police

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About

好きな洋楽ナンバーについて感想を綴ったブログのアーカイブです。2004年から2005年にかけては一日一曲アップしてましたが、その後飛び飛びになってフェードアウト...現在は各曲のYoutubeムービーのリンク切れだけをたまーにメンテナンスしていますが、新しい記事のアップは休止中です。

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