2005年1月の記事一覧

Saturday in the Park

Chicago
小さなルール、というのが結構重要なこともありまして、このサイトのアーティスト名表記は「個人の場合は頭文字だけ大文字」「グループの場合は全部大文字」というのを原則にしてるのですが、シカゴの場合はChicagoと書く方がピッタリきます。これは延々と続いたアルバムジャケットのロゴマークからだと思いますが、ロゴは同じでもこの長寿バンドの音楽は時代によって全然違うイメージになるのが驚きです。で、70年発表のこのナンバー、当時のロックチューンということで歌詞はやや政治的であり、ホーンセクションとアレンジも少しノスタルジックですが、今聴いてもやっぱり名曲です。80年代になってからピーター・セテラのハイトーンボーカルにのせて泣かせてくれたHard to Say Im Sorryが同じバンドだとは思えませんが(ビル・チャンプリンが入ったりでメンバーが変わっていったりしてて結局はバンドもヒトなり?)、長くやってるとストーンズのように基本的に変わらないバンドと、シカゴのようにどんどん変わるバンドがあるというのも面白い。結構カラオケで歌いやすい曲なので、同席者の年齢層によっては盛り上がります。

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Chicago V [Bonus Tracks]
Chicago

Rhino 2002-08-20
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Try Jah Love

THIRD WORLD
どちらかといえばロックっぽいレゲエのサードワールドが82年に放ったスマッシュヒット。確かスティービー・ワンダーのプロデュースだったと思います。この曲のハイライトはなんと言っても、ドラマチックなイントロから続く「トゥクトゥントゥトゥトゥトゥトゥウ」というスパルタンなレゲエビートで、聴く者の魂とカラダを揺り動かしてくれます(当時のディスコでもよくかかってました)。サビのTry Jah Love~という部分のコーラスも、ジャミンでグッドです。同じ年に日本公演があったのですが、たまたま遊びに行ってた京都のホリディ・インのロビーでメンバーが子供さんといるのに遭遇。カタコト英語でお願いすると快く一緒にハイチーズ!ということで、やっぱりラスタマンはいい人でした。

25th Anniversary [Bonus Tracks]
Third World

E Squared 2003-10-14
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My Sharona

KNACK

史上最強の一発屋、ザ・ナックのビートの効いたストレートロックンロールです。70年にビートルズが解散した後「ビートルズの再来」というふれこみのバンドは数々出現しましたが(思えばかのベイ・シティもそうだった)、ルックスや作風なども含め見事にプロデュースされて彗星のように現れたかと思うと、瞬く間に全米NO.1に居座り、そして知らないうちに消えていきました(このあたりも彗星のようでした...)。大学に入った年の出来事だったと思うのですが、当時よく行ってた喫茶店のマスターと「へ~、これが新しいビートルズだんべか?」てな感じで聴いたのを思い出します。楽曲自体は、もう「ノリのみでシンプルに勝負」のタイトさが魅力。前にカラオケで歌ったらコケてしまったホロ苦い過去と共に記憶に残るナンバーです(意外と難しいのです、カラオケでこれやるの)。今でもたまに802でかかったりしてますね。

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Best of
KNACK

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Do You Believe In Love

Huey Lewis & The NEWS
例えばブルース・スプリングスティーンが大統領選挙の応援に出たりしてアメリカの社会性をも自らの作品に重ねる伝統的ロックンローラーだとしたら、この人のロックンロールはそれこそ本拠地の西海岸のイメージそのものでとにかく楽しくてキャッチーで、いい意味で脳天気。82年発表のこのナンバー収録アルバムが出世作となり、その後バック・トゥ・ザ・フューチャー(出演もしてましたね、先生役で)のテーマソングとなったPower of Loveなどで押しも押されもせぬヒットメーカーになっていくのですが、この曲のサビのコーラスを初めて聴いたときの爽やかなインパクトが鼓膜に残ってます。「ベイエリアの風」という邦題もお上手で、実力あるユニットとボーカルがリラックスしてロックするとこうなるんですね。友人の部屋で麻雀してるときのBGMでよくノセてもらいました。

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ベイエリアの風
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース

東芝EMI 1999-07-28
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Born To Run

Bruce Springsteen
アメリカン・ロックンロールの超大物ブルース・スプリングスティーンが、その基盤を確固なものにした75年のナンバーで収録アルバムのタイトルでもあります。テレキャスターがお似合いのジャケット写真のイメージどおり、都会的なワイルドさというか洗練された暴力性というか、とにかく「これからのRock'Rollのグルーヴはこうだぜ、ベイビー」みたいなエネルギーがほとばしるカッコいい曲です。後年We are The worldで泣かせて(笑わせて?)くれた独特の渋い節回しのボーカルも、この頃は若々しくて今聴くと新鮮な感じで、最初から最後まで突っ走ってくれます。2004年シーズンのBSメージャーリーグ中継のテーマソングでもお馴染み。あー、やっぱりこの人のライブは死ぬまでに1回は見とかなければ!

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Born to Run
BRUCE SPRINGSTEEN

Sony/Columbia 1990-10-25
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Sir Duke

Stevie Wonder
ミック・ジャガーもめでたくサーの称号をいただきましたが、こちらは巨匠サー・デューク・エリントンをはじめとしたアフリカ系アメリカンの偉大な先人への限りない尊敬を込めて、天才スティービーが熱唱する「愛するデューク」です。イントロのホーンセクションですっかりやられてしまうこのナンバー、少し前にトヨタのCMにも使用されていた名曲です。音楽への深い愛がベースになった歌詞も、そんなシリアスな歌詞を軽く乗っけるメロディーも、そして底抜けに明るいボーカルも全て完璧、これこそ音楽だという自信に満ちあふれた一曲です。76年発表の収録アルバムは名曲揃いで、彼の最高傑作の誉れも高い2枚組。Songs In The Key Of Lifeというタイトルもコンセプチュアルでいいっす。

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Songs in the Key of Life (Rmst)

Uni/Motown 2000-05-02
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Don't You Want Me

THE HUMAN LEAGUE
パンク+テクノという感じの音楽が80年代初め頃に台頭した時期があって、この曲はそんなジャンルから飛び出した81年のヒットチューン。男2名+女2名のユニットなので「テクノ・アバ」という言われ方もしていたみたいですが、かといってあだ花などではなく、「愛の残り火」という演歌風邦題がぴったりの、情念的な匂いもするグッドチューンです。この曲による彼らのプレゼンスが、その後のデュラン・デュランやカルチャークラブの成功に繋がっていったという見方もあるらしいです。就職したこの当時、全国的に「カフェバー」という業態の飲み屋さんが乱立していたのですが、そんなお店で終電もなくなり「どないしょー、まあええか、もう少し飲んでいこう!」とノー天気なこと言いながらシンガポール・スリングなんぞを飲んでた時に、よくかかってたなあ...。

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デアー
ヒューマン・リーグ

東芝EMI 2004-03-24
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You Can't Get What You Want (Till You Know What You Want)

Joe Jackson
80年代半ば頃のヒットだったと思います、これもよく聴きました。アップテンポのジャジーなナンバーで、歯切れよいホーン&リズムセクションに乗ったジョー・ジャクソンのボーカルが、挑戦的というか若々しくてカッコいいです。特に(意図的だと思いますが)リズムから気持ちやや遅れ気味でちょっと舌っ足らずな歌い方が、バックのせかすようなテンポとすごくマッチしていて印象的。どこか古い劇場のステージでのエネルギッシュなライブを、小細工なしのドキュメント風に撮っていたビデオクリップもよく覚えています。聴いていてジャズへの深い思い入れがあるのは解るのですが、アルバムジャケットもブルーノートの巨星ソニー・ロリンズ作品へのオマージュなんですね。音楽と同じで生き方もスタイリッシュなアーティストです。

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Body & Soul
Joe Jackson

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 (ちなみに...↓)
ソニー・ロリンズ VOL.2
ソニー・ロリンズ J.J.ジョンソン セロニアス・モンク ホレス・シルヴァー ポール・チェンバース アート・ブレイキー

東芝EMI 2004-09-23
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Hold Me Now

THOMPSON TWINS
80年代初頭の音楽シーンで盛り上がったトンプソン・ツインズの大ヒット作。この頃、デュラン・デュランやスパンダー・バレーなどもそうですが、ポップ+テクノ+ビジュアルの3拍子揃ったバンドがブームになってて、そういう流れのひとつというイメージでこの曲を聴いたのですが、いやー、サウンドに感動しました。特にイントロから最後まで続く「トゥトゥトゥットゥトゥ~」というアレンジが醸し出すサウンドの「間(ま)」とでも言うような感覚が気持ちイイです。上手くデジタルミックスされたボーカルもいい味を出してます。当時発売されていた30cmEPにこの曲だけ入ったロングバージョンを持ってて、クルマに同乗した友達に「またコレかいな!」と怒られるくらい、本当によく聴いたナンバーです。

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Hold Me Now
THOMPSON TWINS

Bmg Special Products 2000-02-01
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We Just Disagree

Dave Mason
昼ご飯を食べにいったアメリカンダイナー風のお店で、懐かしいlet it go,let it flowが流れてきました。大昔にバンドをやってた頃にコピーしたのですが、ベースのノリが出せずに苦労した曲です...。アップテンポであれスローバラードであれ、デイブ・メイスンの作品は楽曲自体もアレンジもボーカルもまとめて「渋い!」の一言ですが、ちょっとメローなこのナンバー、ウイ・ジャスト・ディスアグリーは、この人の個性が際だった名曲だと思います。ギターのアレンジと彼のやや枯れたような声がマッチしていて、特にThere's only you and me and~のあたりの出にくそうに歌う高音のところ、胸に響きます。「ええとか悪いとかやない、オレとお前と、ちょっと意見が合えへんかっただけやんか」という歌詞も大人ですね。

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Let It Flow
Dave Mason

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好きな洋楽ナンバーについて感想を綴ったブログのアーカイブです。2004年から2005年にかけては一日一曲アップしてましたが、その後飛び飛びになってフェードアウト...現在は各曲のYoutubeムービーのリンク切れだけをたまーにメンテナンスしていますが、新しい記事のアップは休止中です。

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