THE STONE ROSES
パンクバンドでギターを弾く銀行員のT君に教えてもらったのがこのストーンローゼス。それまで知らなかったのが恥ずかしいというか残念というか、どこかビートルズに通じるようでいて(出身がマンチェスターらしい)かつUKが持つ寂寥感もあり、そしてギター&ビートの分厚いグルーヴをカッコよく聴かせてくれる気持ちいいバンドです。89年発表のこのアルバムが90年代のロックシーンに大きな影響を与えたとの評価ですが、確かにオアシスなどに見られるような「バンド回帰コンセプト」のようなものを感じますし、それまでMTV等であまりにエンターテイメントビジネス化してしまったロックシーンをシンプルな方向に導いたような音だと思います。オリジナルアルバム2枚を残しただけなのに、その足跡は大きい人達ですね。
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SILVER
「恋のバンシャガラン」という邦題で76年に発表された名曲。僕が高校生の頃で、雑誌のPOPEYE(今のとは違って当時は木滑&石川コンビ渾身の「一人前の男になるための予備知識マガジン」でした)によって提唱されたライフスタイルの「サーフィン文化」的なコラムで採り上げられたりしてた曲で、サーファーの間で特に人気のあった曲でもあります。シルバーはこの曲収録のアルバム1枚しかリリースしなかったようですが、なんとこのバンドにはバーニー・リンドンの弟さんがいたんですねぇ、びっくり!サウンド的には、ウエストコースト風コーラス+ディスコ風リズムでノリノリのナンバーで、カセットテープに録音してクルマでホントによく聴きいた、懐かしい良い時代の一曲なんですが、さすがにオリジナルアルバムは廃盤のようで残念。ギターの感じを、桑田さんが「波乗りジョニー」でサンプリング一歩手前みたくやってましたが、意識してたのかしらん?
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Bruce Springsteen
アメリカン・ロックンロールの超大物ブルース・スプリングスティーンが、その基盤を確固なものにした75年のナンバーで収録アルバムのタイトルでもあります。テレキャスターがお似合いのジャケット写真のイメージどおり、都会的なワイルドさというか洗練された暴力性というか、とにかく「これからのRock'Rollのグルーヴはこうだぜ、ベイビー」みたいなエネルギーがほとばしるカッコいい曲です。後年We are The worldで泣かせて(笑わせて?)くれた独特の渋い節回しのボーカルも、この頃は若々しくて今聴くと新鮮な感じで、最初から最後まで突っ走ってくれます。2004年シーズンのBSメージャーリーグ中継のテーマソングでもお馴染み。あー、やっぱりこの人のライブは死ぬまでに1回は見とかなければ!
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Joe Jackson
80年代半ば頃のヒットだったと思います、これもよく聴きました。アップテンポのジャジーなナンバーで、歯切れよいホーン&リズムセクションに乗ったジョー・ジャクソンのボーカルが、挑戦的というか若々しくてカッコいいです。特に(意図的だと思いますが)リズムから気持ちやや遅れ気味でちょっと舌っ足らずな歌い方が、バックのせかすようなテンポとすごくマッチしていて印象的。どこか古い劇場のステージでのエネルギッシュなライブを、小細工なしのドキュメント風に撮っていたビデオクリップもよく覚えています。聴いていてジャズへの深い思い入れがあるのは解るのですが、アルバムジャケットもブルーノートの巨星ソニー・ロリンズ作品へのオマージュなんですね。音楽と同じで生き方もスタイリッシュなアーティストです。
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(ちなみに...↓)
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U2
2004年のクリスマス前に不覚にも急性肺炎で入院したために「日々」の更新が途絶えてしまったのですが、心機一転、新年から再開します。というわけで、1月1日にふさわしいといえば、アイルランド出身の伝説的バンドU2の、ノリのいいそれでいてどこか悲しい83年のナンバー。ギターの堅い音とアグレッシブなリズムセクションに乗ったボノのボーカルが、見事にメッセージを伝えてくれます。アイルランドというだけで政治的な匂いがしてしまいますが、安っぽいアジテーションではない魂のロックは、今でも心に響きます。最近、iPodのCMでも余裕のサウンドを聴かせてくれてました。(U2バージョン、メチャ高いけどサイン入りでかっこいいなあ...)
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Christopher Cross
80年代前半に吹き荒れた「AOR旋風」のまっただ中に、突如としてチャート上位に現れた謎の新人が、クリストファー・クロスでした。この曲はシングルリリースされたものですが、アルバム(邦題の「南から来た男」もミステリアスでした)は全ての楽曲が高い完成度で、西海岸サウンド+落ち着いたプロミュージシャンの余裕のパフォーマンス、というような感じ。ボーカルのやや甲高い子供っぽいトーンもいい味を出していて、どこでいつ聴いてもハマる作品で、こういうのが最近ないよなあ....とつくづく思います。ニコレット・ラーソンやマイケル・マクドナルド、J.D.サウザーがコーラスで、ラリー・カールトンやジェイ・グレイドンがギターで参加しているとのことで、極上さも納得。クリストファー・クロスはこの後のBest That You Can Do(邦題はニューヨーク・シティ・セレナーデだったように思う)の方が一般的には有名ですが、このデビュー作も時を経てなお、輝いています。
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FOREIGNER
1979年のスマッシュヒット。小気味いいロックンロールです。イントロのギターリフが何とも言えない気持ちよさで、少しばかり当時のニューウエイブの香りもしますが、やはりいわゆるアメリカンロックですね。ビッグネームになる足がかりになった収録アルバムの方も、タイトルやジャケットデザインが小粋です。運転免許取ったばかりの頃で、親父のおんぼろブルーバードの8トラカーステ(!)に、カセットテープアダプター突っ込んでよく聴いたなあ...。いつ聴いても気分がよくなるアップテンポなナンバーです。
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BEATLES
ビートルズ最後のアルバムLet It Be収録のミドルテンポのご機嫌なナンバーで、黒くてタイトなビートルズです。発売はこのLet It Beが後だが録音は前作のAbbey Roadの方が後というややこしい背景があって、同名映画用に録音してお蔵入りになっていた膨大なマスターテープを、ジョンとジョージが連れてきたフィル・スペクターがリミックス&オーケストラダビングを重ねてやっと発売したアルバムです。「フィル・スペクターに音を壊された」とポールが怒ったという、いわくつきの作品だったんですが、2003年にオリジナルテイクで再発売されたのがNaked(つまりハダカですね)。中学生の時に初めてスペクター版で聴いたときから好きな曲だったのですが、Nakedの方もポールのボーカルがド迫力でOKです。Nakedを聴いて思うのは、ビートルズってコンポーザーとしての神話的評価は当たり前だとしても「演奏も上手かった!」という点。ライブ活動を1966年に終わらせたのがやはり惜しい。映画の中でこの曲の演奏について議論になり、ポールがジョンに「こんな感じで歌いたいんや」ってカラダをくねらせながら切々と訴えるシーンがありましたが、Nakedで聴いて納得できました。
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BAD COMPANY
ミック・ジャガーからのストーンズ入りの誘いを断ったポール・ロジャースが結成したバッドカンパニーのデビューヒットです。74年(30年前!)の作品でありながら、今聴いても、全編通して完成度の高いピュアなロックチューンばかりのアルバムです。シンプルなサウンドとタイトなノリ、何より「ロックは知り尽くしているぜ」と言わんばかりの余裕&迫力のボーカルにシビレます。全8曲中、ワルツが2曲あるのも今にして思えば意外な感じ。ソロになったポール・ロジャースがリスペクトを込めて作ったMuddy Water Bluesも悪くはないが、この頃がやっぱり輝いていました。アルバムリリース時にすぐ買ったA君の部屋でよく聴いたなあ、あのときのワンタンメンの味が懐かしい...。
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