Adrian Gurvitz
ブリティッシュロッカーとして活躍してきたギタリスト、エイドリアン・ガービッツが79年に放ったスマッシュヒットアルバム「甘い復讐」収録の一曲です。このアルバムの中ではアンタッチャブル・アンド・フリーやウェイ・アイ・フィールの方が有名だと思いますが、僕はこの曲がとても好きで、当時乗ってたシルバーのアコードのカセットが擦り切れるほどホントによくクルマの中で聴きました。特にタイトル部分の「プルリルラビラハーガール、プルリルラビラハ」というコーラスを聴くと、深夜に一人よく走った鴨川沿いの道路が瞼に浮かんできます。邦題が「心のすきま」というんですが、スローテンポな美しいメロディにのったファルセットボーカルが、それこそ心の隙間に入ってくるような感じの佳曲です。時はAOR隆盛期でソフト&メロウのブームにのってヒットしたアーティストですが、アレンジやメロディ、ギターサウンドなど一定水準以上の楽曲が並んでいて、一過性のブームで語れないような名盤だったと思います。80年代以降はアメリカに移り、コンポーザーとしてスティーブ・ペリーやREOスピードワゴンに曲を提供したりして、しっかり今も活躍されてるようですね。
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Jennifer Lopez
アメリカの新しいセックス・シンボル....などというと失礼なほどセレブなカリスマ、ジェニファー・ロペスの01年のヒットアルバムに収録された1曲。ラテン系の彼女の艶っぽい囁きから一気にエキゾチックなノリノリサウンドが展開される濃密なナンバーです。Jローは女優でも大成功で、最近はビジネスもはじめてこれもまた順調とのことで、まさにスーパーウーマンここにあり!という感じです。話題のアーティストだったのでこのCDはリリース後すぐ買ったのですが、うーん、以前のマドンナやシンディ・ローパーやグロリア・エステファンやホイットニー・ヒューストンのようなインパクトを感じなかったのは、やっぱり歳とったからかなあ....もちろん、いいアルバムであることは間違いありませんが。
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Chaka Khan
モータウンとかソウルとかブラコンとか時代によってカテゴライズや呼び方は変わりましたが、チャカ・カーンのようなシンガーが歌い上げるパワフルな音楽は呼び名が変わってもその価値は普遍的なものがあっていつ聴いても心に響きます。この「スルー・ザ・ファイア」はデビット・フォスターとのコラボレーションのようですが、元々ゴスペルというよりはR&B系(もしくはジャズ系?)のボーカルの彼女がしっとりと歌うと、豊穣なワインのような最高の大人のミドルバラードとなるもんです。私生活ではいろんな問題があったようですが、歌唱力で長いキャリアを築きあげて多くのミュージシャンからもリスペクトされてという、エンターティナーの王道を歩んできたまさにプロフェッショナルといえるアーティストですね。
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Zombies
「二人のシーズン」が日産のティアナ(だったと思う)でバッチリかっこよく使われてるゾンビーズの64年のこれまたエレガントなナンバー、シーズ・ノット・ゼアです。この人達のナンバーはとにかく美しくってスタイリッシュで、こういう美意識って時代を超越するのだなあ、と日産のCMを見るたびに思ってしまいます。この曲は、オリジナルではなくてサンタナのナンバーで知ったのですが、エロティック・ドミナントおやじのサンタナが演っても名曲になるところに楽曲の普遍性を感じます。ビートルズで有名なアビーロード・スタジオも使ってたというのは知らなかった。それからゾンビーズといえば忘れてはいけない、カーナビーツの「好きさ好きさ好きさ」も彼らなんですよね。
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Ray Parker Jr. & RAYDIO
レイ・パーカーが81年に放ったメロウな大人のシティポップ、ウーマン・ニーズ・ラブ。当時のAORブームの中、雰囲気のあるボーカルとライトなアレンジが印象的でスマッシュヒットしましたが、この人の場合はやはりその「声」に尽きるでしょう。ちょっと鼻にかかったようでいて太さのあるシルクのような声がこの曲を名曲にしたと思います。もともとスタジオ・ミュージシャンからスタートしたキャリアの中で、この時期は自分のバンドで活躍しましたが、平行してシェリル・リンやダイアナ・ロスの活動もサポートしていたようです(そういえばアメ村にあるロックバーにシェリル・リンと来店して2ショットの写真が飾ってあったっけ)。で、あの「ゴーストバスターズ」がかえすがえすも悔やまれます、なまじ大ヒットしちゃったもんだから余計に。その後失速してしまって名前を聞かなくなり残念だなと思ってたのですが、なんと今月東京ブルーノートに来演したクルセイダーズのサポートギタリストとして来日されてたようですね。なんか嬉しいな、やっぱりミュージシャンとしてのセンスはただ者じゃないはずですし。
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DEEP PURPLE
70年代の全盛期に既にその存在が伝説となり、メンバーチェンジを繰り返しながら燃え尽きたディープ・パープル。ツェッペリンとともにハード・ロックという言葉を生み出したといえる彼らの代表曲はやっぱり72年発表のハイウエースターを挙げたいです。伝説的に語られるバンドの場合、メンバーチェンジや音楽性の変化を「第○期」というように表現しますが、このナンバーはディープ・パープル第2期のナンバーであり、この時期を黄金期とするファンのカリスマであるイアン・ギランのボーカルが炸裂しリッチー・ブラックモアのギターが唸りをあげながら酒池肉林的サウンドで押しまくる、まさにハード・ロックの原点であり古典であり聖域であるような、つまりハード・ロックの代表曲ですね。冷静なリズムセクション2人と、ギターに絡むでもなく唯我独尊的なジョン・ロードのキーボードもいい味を醸し出していて、「紫の炎」以降のちょっとブルージーなパープルもいいけど、やっぱりこの時期が黄金期なんでしょう。80年代半ばに第2期のメンバーで再結成されてましたが、時代背景の違いもあり往年のようなプレゼンスがなかったのがちょっと寂しい。大学時代、ソレックス2発のGTOに乗ってた名古屋出身のM先輩が「高速でこの曲をかけるとたまらんだぎゃあ」みたいに飛ばすのがとっても怖かったのを思い出すナンバーです。
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George Benson
ジャズ×ロックのいわゆるフュージョン的サウンドの大御所ジョージ・ベンソン。Breezin'の軽いリズムが好きで着メロに使わせてもらってるんですが、こちらはその後大ヒットした元祖ブラコンのGive Me the Nightです。余裕のギターに甘いボーカルが乗って、同名アルバム収録の80年発表のナンバーですが今でも夜のドライブピッタリ!この人のボーカルは、ロックミュージシャンのそれとは違って、やっぱりジャズっぽくて、例えるならばギブソンの335で弾いているジャズギターのアドリブのような感じで、このボーカルの不安定さ?も彼の魅力かも。同じような「甘いボーカル系ブラコン」のWoman Needs Loveで一世を風靡したレイ・パーカー・ジュニアはゴーストバスターズで遠い彼方に行ってしまいましたが、この人のナンバーは時代が変わっても普遍性のある、いい味わいをキープしていますね。
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Boz Scaggs
最近はあまり名前が出ませんが、我々の世代には大御所、ボズの76年のヒットであり、彼の記念すべき出世作です。ボズのことを知ったのはこの次の「Down Two Then Left」収録のHollywoodからでしたが、彼の声とサウンド&アレンジがバッチリシンクロしたこの曲は、今聴いても洗練度バツグン!ボズといえばWe're All Aloneとくる名曲も収録されていて、グラミーを席巻したのもうなずけます。このアルバムのセッションで集まったミュージシャンが、やがてTOTOとしてデビュー...というのも有名な話です。都会、夜、スーツ、酒、タバコ...のようなイメージを凝縮させた、まさに大人のロックの王道がボズでした。83年に今はなき大阪球場で、前座(一応ジョイントというタイトルでしたけど)に、マイケル・マクドナルドやジョー・ウォルシュを従え、パープルのサテンジャケットを颯爽と着てカクテルライトの下で熱唱してたボズ。カッコよかったなあ...。(先輩のミッちゃんに連れて行ってもらいました、ミッちゃん元気?)
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Aimee Mann
映画Magnoliaのサウンドトラック収録の一曲。トム・クルーズが好きなので見に行きました。映画自体は割と観念的なストーリーで思ったようなものではなかった(トム・クルーズは胡散臭い役を熱演していてよかった)のですが、映像と音楽がシンクロしていてとにかく素晴らしくて「映画を見たと言うより映像付きの音楽を聴いた」というようなインパクトがあり、すぐにサントラ盤を買いました。監督のポール・トーマス・アンダーソンという人は、エイミー・マンの歌に触発されて撮ったとか。彼女のことは名前しか知らなかったのですが、感情を抑えて情熱的に歌う、という感じが心に響いて気持ちよかです。その後買ったI am Samのサントラでも一曲目のTwo of usを淡々と歌っていて同じく印象的。よく知らないけどワンダフルなアーティストが、まだまだたくさんいるなあ...。
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The Style Council
ポール・ウェラーがジャムの後結成した、そりゃ~もう超ファッショナブルなバンドのデビューヒットチューンです(なんせスタイル評議会ですから)。大学の時に友人がすぐアルバム買って貸してもらったのですが、インパクトあったなあ...。ちょっと黒っぽい感じもありーの、でもやっぱブリティッシュなストイックさがありーので、クルマには必需品でした。この曲はシングルとアルバム収録では別テイクというか全然バージョン違いで、シングル=アップテンポ、アルバム=ピアノオンリーとなってて、いずれもグッドです。1987年頃だったと思いますが、大阪城ホールでのライブも期待どおりのカッコいいステージで大満足でしたが、この曲の記憶がどうしてもなくて、やらなかったんかなあ?どうやったんかなあ...?。
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