Adrian Gurvitz
ブリティッシュロッカーとして活躍してきたギタリスト、エイドリアン・ガービッツが79年に放ったスマッシュヒットアルバム「甘い復讐」収録の一曲です。このアルバムの中ではアンタッチャブル・アンド・フリーやウェイ・アイ・フィールの方が有名だと思いますが、僕はこの曲がとても好きで、当時乗ってたシルバーのアコードのカセットが擦り切れるほどホントによくクルマの中で聴きました。特にタイトル部分の「プルリルラビラハーガール、プルリルラビラハ」というコーラスを聴くと、深夜に一人よく走った鴨川沿いの道路が瞼に浮かんできます。邦題が「心のすきま」というんですが、スローテンポな美しいメロディにのったファルセットボーカルが、それこそ心の隙間に入ってくるような感じの佳曲です。時はAOR隆盛期でソフト&メロウのブームにのってヒットしたアーティストですが、アレンジやメロディ、ギターサウンドなど一定水準以上の楽曲が並んでいて、一過性のブームで語れないような名盤だったと思います。80年代以降はアメリカに移り、コンポーザーとしてスティーブ・ペリーやREOスピードワゴンに曲を提供したりして、しっかり今も活躍されてるようですね。
![]() | スウィート・ヴェンデッタ(甘い復讐) エイドリアン・ガーヴィッツ ビクターエンタテインメント 2002-09-04 売り上げランキング : 2,315 Amazonで詳しく見る by G-Tools |