Roberta Flack
ネスカフェのCMが耳に残って離れない「やさしく歌って」はロバータ・フラックの73年の名曲ですので、僕が中学1年生の時のヒットなんですね、息が長いナンバーです。原題を直訳すると「やさしく殺して」となって、何となく邦題と意味合いが違うような気がするのですが、まーいいとして、ロバータ・フラックって有名なのにカリスマ的でないというか大ブレイクしないというところが不思議な人です。サウンドに黒っぽさが無いような気もするのですが、調べてみると大卒でクラシック専攻していてボーカルはオペラを学んだらしい。うーん、ちょっと正統的すぎるところがソウルフルな感じがしない原因かも....。でも、この曲はやっぱり名曲だと思います。
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DEXY'S MIDNIGHT RUNNERS
ダンス系やテクノ系やAORが全盛だった82年に突然大ヒットしたカモン・アイリーン。フィドルの音色とアコスティックなサウンド、そしてフォークソングのようなメロディとボーカルがとっても新鮮で爽やかなイメージの楽曲でした。MTVでもよく登場しましたがビデオクリップのコスチュームがオーバーオールで農村のようなところが舞台だったのにも、当時は強いインパクトがありました。デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズについてはこの曲以外は正直あまりよく知らないのですが、アメリカ音楽の源流のようなバンドだなと思っていたら、意外なことにUKのようですね。意外といえば、メンバーだったミック・タルボットが解散後に参加したのがスタイル・カウンシルとのことで、あまりのサウンドの違いに驚いてしまいます。
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YES
70年代に盛り上がったプログレシーンでクラシックとロックを融合させたやや難解な音楽性で活躍していたイエスが、インド人もビックリなイメージチェンジで83年に放ったヒット曲ロンリーハート。80年代初めのムーブメントだったテクノっぽいサウンドの底流には、例えばキーボードなどでプログレの第一人者だった残照を感じなくはありませんが「イエスってこんな曲もやるんや」というのが正直な感想でした。イメチェンの理由はトレヴァー・ホーン(今週はこの人よく登場します)がメンバーに加わったことにあるのは歴然で、ホール&オーツからR&Bテイストを取り除いたようなポップサウンドでAORと言ってもおかしくない感じ。このナンバーで彼らの長いキャリアで初めて全米No.1に輝いたというのも意外というか納得というか、大人のポップソングと言いたい名曲でした。カルロス・ゴーンが日産に来て初めてのニューモデルだったバサラのCMでも印象的に使われていました。
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FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
「ラジオスターの悲劇」以降パッとしなかったトレヴァー・ホーンがプロデュースしたコンセプチュアルなプロジェクト、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド。83年に大ブレイクしたリラックスは、イントロから続く金属的なグルーヴ感と当時のエッセンスを全部詰め込んだようなサウンドで、一気にチャート1位に駆け上がりました。音楽だけでなくビデオクリップやファッションも一大ブームになって、大げさに言えば一種の社会現象のような感じだったのですが、出てきたときと同じように知らない間にフェイドアウトしてしまって、一体あのブームは何だったんでしょうね?楽曲自体はメロディやリズムではなくサウンドで聴かせる典型で理屈抜きにカラダが動く系だと思いますが、だからと言ってモチロン悪いはずはないゴキゲンな一曲でした。
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SURVIVOR
昨日に続いて82年のヒットナンバー、サバイバーのアイ・オブ・ザ・タイガーです。イントロのギター&ドラムの予感的緊張感が気持ちいいハードポップな名曲で、ご存じイタリアの種馬スタローンのロッキー3のテーマソングで採用されてのビッグセールスとなりました。この映画でパッと出てきたようなイメージがあるサバイバーですが、メンバーは70年代前半から活動していたようでまさにこの曲でサーバイヴしたという状況かも。サウンド的には当時ひとつのジャンルとなっていたジャーニーやフォーリナーに通じるものを感じます。その後休止期間があったり90年代になってメンバー分裂からバンド名使用権で訴訟になったりしたようなのですが、今でも活動は続いてるのかな?
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BOYS TOWN GANG
82年、きらめくフロアを盛り上げた大ヒットダンスナンバー。この頃僕は大学4年でしたが、就職活動そっちのけでスキーばっかり行ってたので、スキー場のちょっとショボいディスコでよく聴きました。もちろん軽快で明るいこの曲はディスコ以外でもよくかかってましたし、最近でもたまにラジオから流れたりしてるので、曲自体はよく知ってたもののボーイズ・タウン・ギャングの写真って見たことなかったのですが、なるほど、こういう方面の人たちだったんですね、やっぱり(女性が一人いるのが複雑ですけど)。アメリカ発ユーロビート風80年代版ビレッジピープル、ってとこだったんでしょうかね?ミシェル・ファイファーとブリッジズ兄弟の「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」という映画が好きでDVDで何度も見てるんですけど、3人で組んだジャズバンドがだんだんと売れていく過程でミシェル・ファイファーがこの曲を熱唱するシーンがありまして、結構上手なボーカルとバッチリ似合ってるボディコンがとても印象的なんです。
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Frank Zappa
現役社会人バンドベーシストで友人のセールスマンA君がご贔屓のアーティスト、フランク・ザッパ79年の組曲風ナンバー、ジョーズ・ガレージです。反抗と気骨の人生を貫き通して93年に他界してしまったザッパのことをバランス感覚抜群で誰からも信頼されるキャラクターのA君がお好みというのも個人的には興味深いところですが、とにかく破天荒なイメージのザッパさん、60年代から活躍でカウンター・カルチャーに対抗したかと思えばドラッグもお嫌い、そしてコマーシャリズムも否定とこれでよく音楽業界で生き抜けたもんだなあ...と言うのは凡人の感想だと思い知らされるのが、やはりその音楽性の深さ。ロックンロール、ブルース、ジャズ、R&B、果てはテクノのテイストまであらゆるものが詰め込まれているのに、小難しくなく楽しいサウンドが多いというのが驚異的な実力勝負のアーティストでした。このスピリチャアルな生き方と高度な音楽性に、当時ほんの子供だった僕はついていけなくてしっかりと聴いたことがなかったのですが、この歳になってゆっくり聴いてみると、そのハートウォーミングな声のせいか、アレンジとは裏腹になんだか落ち着くという、やっぱり不思議なアーティストです。(京都のこの曲のタイトルと同じ名前のCDショップにA君に連れて行ってもらったことがあるのですが、ミーハーな僕はKISSのライブDVDを買ってしまったのでした....)
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