Frank Zappa
現役社会人バンドベーシストで友人のセールスマンA君がご贔屓のアーティスト、フランク・ザッパ79年の組曲風ナンバー、ジョーズ・ガレージです。反抗と気骨の人生を貫き通して93年に他界してしまったザッパのことをバランス感覚抜群で誰からも信頼されるキャラクターのA君がお好みというのも個人的には興味深いところですが、とにかく破天荒なイメージのザッパさん、60年代から活躍でカウンター・カルチャーに対抗したかと思えばドラッグもお嫌い、そしてコマーシャリズムも否定とこれでよく音楽業界で生き抜けたもんだなあ...と言うのは凡人の感想だと思い知らされるのが、やはりその音楽性の深さ。ロックンロール、ブルース、ジャズ、R&B、果てはテクノのテイストまであらゆるものが詰め込まれているのに、小難しくなく楽しいサウンドが多いというのが驚異的な実力勝負のアーティストでした。このスピリチャアルな生き方と高度な音楽性に、当時ほんの子供だった僕はついていけなくてしっかりと聴いたことがなかったのですが、この歳になってゆっくり聴いてみると、そのハートウォーミングな声のせいか、アレンジとは裏腹になんだか落ち着くという、やっぱり不思議なアーティストです。(京都のこの曲のタイトルと同じ名前のCDショップにA君に連れて行ってもらったことがあるのですが、ミーハーな僕はKISSのライブDVDを買ってしまったのでした....)

♪from Lyrics Search Engine

B0000009SYJoe's Garage Acts 1-2-3 (Rmst)
Frank Zappa

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