2004年12月の記事一覧

Soak Up The Sun

Sheryl Crow
現在のアメリカで女性ロックシンガーといえばまず名前の浮かぶひとりです。マイケル・ジャクソンやロッド・スチュワートなどの大物のバックだったらしくて、実力は折り紙付き。デビュー当時は、ギター好きなシンガーソングライター娘という感じでしたが、だんだんと美しくなっていくのに驚きます。地位がヒトをつくる、というのはビジネスの世界だけではないようです(....が、音楽もビッグビジネスですね)。以前はカントリーの匂いがもう少し強かったように思いますが、作品を重ねるごとに独自のロック色になってきたのは、イーグルスに通じるものがあります。この曲は、聴いていると爽やかな元気が出てくるのですが、サビのちょっとマーチっぽいアレンジのせいかな?

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C'mon,C'mon
シェリル・クロウ ジョン・シャンクス リズ・フェア ジェフ・トロット レニー・クラヴィッツ スティーヴィー・ニックス

ユニバーサルインターナショナル
2002-04-03
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Ride Like The Wind

Christopher Cross
80年代前半に吹き荒れた「AOR旋風」のまっただ中に、突如としてチャート上位に現れた謎の新人が、クリストファー・クロスでした。この曲はシングルリリースされたものですが、アルバム(邦題の「南から来た男」もミステリアスでした)は全ての楽曲が高い完成度で、西海岸サウンド+落ち着いたプロミュージシャンの余裕のパフォーマンス、というような感じ。ボーカルのやや甲高い子供っぽいトーンもいい味を出していて、どこでいつ聴いてもハマる作品で、こういうのが最近ないよなあ....とつくづく思います。ニコレット・ラーソンやマイケル・マクドナルド、J.D.サウザーがコーラスで、ラリー・カールトンやジェイ・グレイドンがギターで参加しているとのことで、極上さも納得。クリストファー・クロスはこの後のBest That You Can Do(邦題はニューヨーク・シティ・セレナーデだったように思う)の方が一般的には有名ですが、このデビュー作も時を経てなお、輝いています。

Christopher Cross
Christopher Cross

Warner Brothers
1990-10-25
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So Far Away

Carole King
中学3年生の時同じクラスだった女の子がキャロル・キングの大ファンで、強烈なレコメンドとともに貸してくれたのが、この曲の収録された不滅の名盤Tapestry、邦題でも有名な「つづれおり」でした。アップテンポな1曲目のI Feel The Earth Moveから続く美しくて悲しいバラードです。セリーヌ・ディオンやマンハッタントランスファー、フェイス・ヒルなどによる同名のリスぺクトアルバムでは、ロッド・スチュワートが渋く歌い上げていたナンバーで、確かレガシーのCMでも上手く使われていたと思います。アルバムとしては、初めて聴いた子供のとき、社会人になった頃に聴いたとき、30代半ばになって聴いたとき、そして今聴いたときと、いつの年代でも珠玉作の詰まった名盤という感動は変わらないのですが、人生経験を重ねるほど、タイトルのように、楽曲のひとつひとつが深く味わえるような気がします。

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Tapestry (Rmst)
CAROLE KING

Sony/Epic
1999-05-25
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What's Going On

Marvin Gaye
モータウンの大御所、マービン・ゲイの不朽の名作です。ベトナム反戦がテーマですが、イラク戦争でまたカバーされて聴いても全然色あせていないというあたりがやはり不朽なわけで、"We Don't Need to Escalate"という歌詞に深い感慨を覚えてしまいます。美しいコード進行に突然現れる意外な展開が、リズム&ブルージーな独特の雰囲気を醸し出してくれます。

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Marvin Gaye Collection [2003]
Marvin Gaye

Motown
2004-09-28
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Shout

TEARS FOR FEARS
テクノやユーロといった言葉があふれていた1985年のヒット。透明なボーカルとズシリと重いアレンジが、お腹と魂に響くナンバーです。プロモーションビデオで、ボーカルの彼(スイマセン名前知らない)が岬の突端みたいなところに立って切実な表情でシャウトしている映像が脳裏に浮かびます。ちょっと神々しい感じがする、なぜだか特別な印象のある一曲です。

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Songs from the Big Chair [UK Bonus Tracks]
Tears For Fears

Polygram International
2001-03-13
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My Ever Changing Moods

The Style Council
ポール・ウェラーがジャムの後結成した、そりゃ~もう超ファッショナブルなバンドのデビューヒットチューンです(なんせスタイル評議会ですから)。大学の時に友人がすぐアルバム買って貸してもらったのですが、インパクトあったなあ...。ちょっと黒っぽい感じもありーの、でもやっぱブリティッシュなストイックさがありーので、クルマには必需品でした。この曲はシングルとアルバム収録では別テイクというか全然バージョン違いで、シングル=アップテンポ、アルバム=ピアノオンリーとなってて、いずれもグッドです。1987年頃だったと思いますが、大阪城ホールでのライブも期待どおりのカッコいいステージで大満足でしたが、この曲の記憶がどうしてもなくて、やらなかったんかなあ?どうやったんかなあ...?。

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Cafe Bleu
The Style Council

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1998-06-30
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No Woman, No Cry

Bob Marley & The Wailers
巨人ボブ ・マーレーの代表作。美しいスローナンバーで、いつ聴いても心が和みます。歌詞の意味を知らなくても、メロディとボーカルで泣かせるのが名曲なところで、名曲ゆえ、多くのカバーがありますが、日本人のならネーネーズが歌うウチナンチュ ・バージョンがとっても良くて、やっぱりこれって島唄なんだなあ....って感動します。ライブ盤はロンドンで行われた歴史的なセッション収録ということで、ベスト的なラインナップでもあり、なかなかお買い得でした。

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Live!
Bob Marley & The Wailers

Tuff Gong
1990-05-31
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It Never Rains In Southern California

Albert Hammond
英語の原題よりも邦題の「カリフォルニアの青い空」と言うほうがピッタリきます。基本的には明るいポップなナンバーなのですが、メロディがやや寂しげに感じられるのは、歌詞の内容が「747に乗ってカリフォルニアに来たけど、カリフォルニアのあまりの明るさで虚無感にとらわれて、家に帰りたくなった...」という意味あいの歌詞(英語力あまりないのでニュアンス違ってたらゴメンチャイ)のせいでしょうか?フラワームーブメントなどで新しい価値観を作り出そうとして結局挫折した西海岸コンセプトは、やがてホテル・カリフォルニアの「いやになったらいつでも出て行けるけど決してそうはできなくなってしまう」退廃へと繋がっていくのですが、この曲がすでにそういう精神性を暗示していたような気もします。とはいえ、時代を代表する名曲であることは確かで、「ああ、久しぶりに聴きたいな」と、つい思い出すような歌です。この人の楽曲には「落ち葉のコンチェルト」など、邦題が上手いのが多いですね。

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The Very Best of
Albert Hammond

Columbia
1995-09-14
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Night Music

CECIILIO & KAPONO
アメリカ村が本格的な隆盛期に入って今よりもっと健康的な不良があつまるトレンドセンターになった70年代後半、大阪の若者はみんなサーファーだった....というと大げさですが、とにかく日本全国でサーフィンがブームになって上手い下手など関係なしにアイランドスタイルを追求した(陸サーファーなどという言葉もありました)のですが、音楽シーンでは「ハワイアン・サーフィン・ロック」とでも言うのでしょうか、カラパナやこのセシリオ&カポノがひとつの時代を築いたのでありました。この曲を聴くと、夜中にクルマで和歌山方面のポイントに向かったり、帰りの国道でお好み焼き屋さんに寄ったりしたことを思い出します。ハーモニーが美しいアコスティックなミドルバラードで、今聴いてもなんかホッコリしてしまいます。アルバム全体も軽いロックで構成された聴きやすい名盤で、ボズの名曲のカバーが入っているところに、この時代の音楽の良さを感じ取れたりします。

Night Music
Cecilio & Kapono

Sony
1991-07-01
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We Did'nt Start The Fire

Billy Joel
ポール・マッカートニーと並ぶ、とは言い過ぎかも知れませんが、比類ない名コンポーザーのビリー・ジョエルの楽曲中でも、とにかくコンセプトが秀逸な一曲。20世紀に起きた事件やその地名、セレブの名前、流行したアイテムなどの「名詞」だけを並べて作ったナンバーです(コンゴ動乱、JFK、ディズニー...etc)。歌詞のわりには説教クサくない、彼の声質にもあってるご機嫌なメロディもグッド。この曲のプロモーションビデオが、ライブの絵を使ったものなのですが、ステージ背後の大スクリーンに歌詞にあわせてそれらの映像がフラッシュのように続くのがインパクトあって面白くて、もう1回見たいなあ...。ただ、邦題の「ハートにファイア」は、ちょっといただけません、全然違うように思いますが。

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ストーム・フロント
ビリー・ジョエル

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About

好きな洋楽ナンバーについて感想を綴ったブログのアーカイブです。2004年から2005年にかけては一日一曲アップしてましたが、その後飛び飛びになってフェードアウト...現在は各曲のYoutubeムービーのリンク切れだけをたまーにメンテナンスしていますが、新しい記事のアップは休止中です。

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