CECIILIO & KAPONO
アメリカ村が本格的な隆盛期に入って今よりもっと健康的な不良があつまるトレンドセンターになった70年代後半、大阪の若者はみんなサーファーだった....というと大げさですが、とにかく日本全国でサーフィンがブームになって上手い下手など関係なしにアイランドスタイルを追求した(陸サーファーなどという言葉もありました)のですが、音楽シーンでは「ハワイアン・サーフィン・ロック」とでも言うのでしょうか、カラパナやこのセシリオ&カポノがひとつの時代を築いたのでありました。この曲を聴くと、夜中にクルマで和歌山方面のポイントに向かったり、帰りの国道でお好み焼き屋さんに寄ったりしたことを思い出します。ハーモニーが美しいアコスティックなミドルバラードで、今聴いてもなんかホッコリしてしまいます。アルバム全体も軽いロックで構成された聴きやすい名盤で、ボズの名曲のカバーが入っているところに、この時代の音楽の良さを感じ取れたりします。
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