PET SHOP BOYS
AORの後にブームとなったダンス・ポップというジャンルを代表するUK発のシンセ2人組、ペット・ショップ・ボーイズの86年のデビューメガヒットナンバーです。こういうサウンドやってる人の常として、クールで無表情でというキャラクターなのですが、この人達の場合は声がなんだか人間的というかなりきれてないというか、シンセの分厚い音作りの上に乗っかるボーカルが妙に叙情的な印象がありました。楽曲自体もわりとメロディアスだったし。この曲がヒットした頃にはもうあんまりディスコとかクラブ(っていう言い方はまだなかったか?)に行かなくなってたのですが、そういうハコで聴いたらもっと良かったんだろうなと思ったりします。
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Suzi Quatro
黒の革ジャンプスーツでオートバイにまたがるイメージが艶めかしかったスージー・クアトロ72年のヒット、ワイルドワンです。これも深夜ラジオ聞き始めだった頃なのでよくABCヤングリックエストで流れてた覚えが懐かしい!彼女のパートというか楽器がベースというのもなんとも言えずセクシーで、青少年にはいい感じの刺激を与えてくれました。この曲をはじめ彼女のナンバーのサウンドは大体がシンプルで少しノイジーなアレンジのハード系ロックンロールでしたが、そういう音とちょっとだけハスキーな声質がバッチリあってたところもよかったっす。日本がご贔屓のようで78年に結婚式を東京で挙げてたんですね、知らなかった。同じような時期のランナウエイズとちょっとイメージが被りますけど、この人の方が好きだったなあ....。
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FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD
「ラジオスターの悲劇」以降パッとしなかったトレヴァー・ホーンがプロデュースしたコンセプチュアルなプロジェクト、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド。83年に大ブレイクしたリラックスは、イントロから続く金属的なグルーヴ感と当時のエッセンスを全部詰め込んだようなサウンドで、一気にチャート1位に駆け上がりました。音楽だけでなくビデオクリップやファッションも一大ブームになって、大げさに言えば一種の社会現象のような感じだったのですが、出てきたときと同じように知らない間にフェイドアウトしてしまって、一体あのブームは何だったんでしょうね?楽曲自体はメロディやリズムではなくサウンドで聴かせる典型で理屈抜きにカラダが動く系だと思いますが、だからと言ってモチロン悪いはずはないゴキゲンな一曲でした。
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BONEY.M
from西ドイツ、70年代のディスコブームでブレイクしまくったボニーM。タイトルのインパクトではなんと言っても「怪僧ラスプーチン」をあげたいところですがあまりにもお気楽になってしまうので、77年のサニーということで。この時代、ミュンヘンサウンドなるカテゴリーがあってアラベスク(これも懐かしいー!)なんかと共に欧州勢代表としてアメリカにも進出して、土曜の夜のミラーボールフロアの覇権を争っていました。このサニーはいわゆる当時のディスコソングとしてはコード進行に哀愁感も漂わせているグッドナンバーです。モノラルのAMラジオで大音量でまた聴きたい気がします。
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K.C. & The SUNSHINE BAND
70年代後半のディスコブームを盛り上げたバンドのひとつ、KCの75年の代表作ザッツ・ザ・ウエイ。軽いビートとスピード感が気持ちいい、明るく弾けるグルービーなナンバーです。ソウル+R&B+ラテンという感じのサウンドでメンバーに白人が入ってるのがちょっと新鮮。NHKがシリーズで放送していた「○○年代のポップス」という感じの番組で70年代特集の際にこの曲のライブクリップも流れたのですが、ド派手なラメラメのロングコートを着てダンスしながら余裕のパフォーマンスのホーンセクションがカッコよかったです。
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Earth Wind & Fire
77年、僕が高校生の時に一大旋風を巻き起こしたアース・ウインド&ファイアーの代表曲です。邦題の「宇宙のファンタジー」というコトバがその音楽性と相まってとても印象的ですぐに覚えた記憶があります。サウンドは、とにかく強烈なインパクトがありました。70年代のソウルミュージックを代表するアースですが、その音楽性を「ソウル」という一言で語るにはあまりに難しい。R&B、アフリカン、ラテンというような多様なテイストを織り込んで生み出されるグルービーサウンドは、やはり言葉では表現不可能な感じがします。ドラマティックに始まるイントロも感動的ですし、セクシーなリズムセクションと眩しいホーンセクションに乗って響き渡る、透き通るようなファルセットのフィリップ・ベイリーのソロと、分厚い3声コーラス。あまりに気持ちがよくて「テラピー効果があるのでは?」と思ってしまいます。彼らのナンバーではセプテンバーなどのアップテンポももちろんGOODですが、バラードも出色で、特にデビッド・フォスター作のAfter The Love Is Goneは不朽の名パフォーマンスといえるでしょう。この時期、ディスコブームの中にあっても他のソウル系とは一線を画す風格が当時から漂っていた、まさにスーパーバンドの名がふさわしい人たちです。
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C+C MUSIC FACTORY
80年代の終わり頃~90年代初めまでスキー業界で広告宣伝担当の仕事をさせていただいておりました。時はバブル真っ盛りで、ニューモデル展示会に各メーカーが惜しげもなく予算を投下していまして、そんな中幕張メッセで行われた日本最大の見本市でD社がコンセプトショーを行った際のオープニングで流れたのがこの曲でした。いやー、チョーかっこよかったっす、今思い出しても気持ちいい。今でこそスキー人口の減少で業界はやや下降線(ごめんなさい)ですが、当時はホイチョイの映画になったことでもお解りのように「スキーしないとモテませ~ん」の時代だったので、大手メーカーのコンセプトショーはパツキンのモデルさん(大多数)があられもない姿で踊りまくる、というのが定番でした。今にして思えばそんなパゾリーニ的勘違いのダンスフロアに爆発した「エビバデ、ダンスナウ!」が理屈抜きに気持ちよかったのは、やっぱり日本全体が頭を使わずに感覚で動いていてもOKな時代だったからでしょーか?
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TEARS FOR FEARS
テクノやユーロといった言葉があふれていた1985年のヒット。透明なボーカルとズシリと重いアレンジが、お腹と魂に響くナンバーです。プロモーションビデオで、ボーカルの彼(スイマセン名前知らない)が岬の突端みたいなところに立って切実な表情でシャウトしている映像が脳裏に浮かびます。ちょっと神々しい感じがする、なぜだか特別な印象のある一曲です。
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Michael Jackson
思えばマイケル・ジャクソンが良かったのはこのアルバムまでだった...。スリラーのプロモーションビデオも傑作揃いだけれど、この曲のにも度肝を抜かれました。大御所マーティン・スコセッシを起用した映画のようなストーリー仕立てで、映像も、雰囲気も、もちろん踊りもムチャクチャかっこよかったなあ。坊主頭の日本人(だと思う)がハチマキしてバックダンサーズにいたのを覚えています。ビート、メロディ、そしてあの「ウッ!」のボーカル...すべて完璧でした。西宮球場でクレーンに乗ってBeat Itを熱唱していたのも懐かしい。近年のゴタゴタで、こういう素晴らしい才能が見られなくなりそうで残念です。カムバック!マイコー!
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PINK FLOYD
強烈なビートと感情を押し殺したようなボーカルに圧倒されます。アルバムと同名の映画もコンセプチュアルでインパクトのある作品でした。ビデオクリップにも使われた「たくさんの子供達がベルトコンベアーに乗って挽肉にされたが、実は...」というシーンが、聴いていると今でも浮かんできます。「センコーは引っ込んでろよ!」っていう歌詞が扇動(先導?)的。イエスとかELPとか、プログレはメロディが美しい作品が多かったのですがそういった作品の中でも、このTheWallは、繊細でダイナミックな作品がたくさん詰まった名盤だったと思います。
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