BUGGLES
ニューウエイブというカテゴリーのサウンドが70年代末~80年代にかけて一気にブレイクしました。79年に大ヒットしたこのバグルスの「ラジオスターの悲劇」はその先駆け的なナンバーだったと思います。当時はラジオといいお店といい飲み屋といい本当によくかかってました。ニューウエイブ系の音楽は全般に無機質&無表情のリズム重視のバンドが多かったのですが、この曲はメロディラインがどこかノスタルジックで、タイトルに合わせた60年代風のラジオ的なサウンドエフェクトと相まってちょっと温かみが感じられるところが特徴でした。メンバーの一人であるトレヴァー・ホーンは、このプロジェクトの後にもプロデューサーとしてUKサウンドシーンで大活躍されたようですね。サーフィンがブームだった頃なので僕も人並みに海へよく行ってたんですが、道中のクルマでもよく聴いた懐かしいナンバーです。
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Roy Orbison
ジュリア・ロバーツが映画の結末のようにハリウッドのシンデレラに駆け上った「プリティ・ウーマン」の主題歌としてリバイバルヒット、その後もビールのCMに使われたりしていておなじみのOh Pretty Woman。ギターのリフとドラムのリズムが肝のシンプルなロックンロールながら、キャッチーなメロディに乗った哀愁ある声が印象的なナンバーです。特にサビに入ったところのDmからの展開がメランコリックで美しい!この独特の切ない高音のボーカルが特徴のロイ・オービソンは、60年代にポップなヒットナンバーを量産したクールなロックンローラーで、トレードマークのサングラスがよく似合う60'sスタイルバッチリのナイスガイ。その歌い方にブルース・スプリングスティーンが憧れていたらしいのですが、言われてみれば(声色は全く違うものの)ちょっと真似ってるかも?88年に心臓発作で他界してしまったのが残念ですが、この曲の他にも、キャンディ・マンなどエバーグリーンなロックンロールやバラードを残してくれました。晩年、ジョージ・ハリソンの呼びかけで始まったチャリティ・プロジェクト「トラヴェリング・ウィルベリーズ」の活動に参加、ボブ・ディラン、ジェフ・リン、トム・ペティらと覆面コラボレーションしてたようですが、全然知らなかった!さっそくアマゾンで探ーがそっと。
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MANHATTAN TRANSFER
Ooo wah, ooo wah cool, cool kittyのコーラスが軽快でかっこいい、マンハッタン・トランスファー81年のスマッシュ・ヒットで、アドリブズの60年代のナンバーのカバーです。お洒落な大人のポップスをしっかりと聴かせてくれるマンハッタン・トランスファーのナンバーの中ではちょっと異色のロックンロール調ですが、彼らならではのコーラスワークにより自然とカラダが動いてしまうような楽しい曲です。所属のアトランティック・レコードにはベット・ミドラーもいたりして、地に足のついたアーティスト専属レーベルというところでしょうか。本来的にマンハッタン・トランスファーはトワイライトゾーンなどのシリアス系が多かったように思うのですが、この曲が彼らとしては最大のヒットになったとのことで、やや意外な感じです。(更新遅れの後追いエントリーでした)
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BERLIN
一発屋と称される人たちの中でも実はしっかりしたバックボーンを感じてしまう方々もおられますが、86年の映画「トップガン」の主題歌(ん?ケニー・ロギンスの方が主題歌かな?)である、この「愛は吐息のように」のベルリンもそのようなバンドのひとつです。荘重なイントロのギター&シンセでまず引き込まれ、さっぱりとセクシーなボーカルに参ってしまう、メロディラインも美しいポップソングですが、ベルリン自体は実はちょっとテクノ+パンク的なバンドだったらしくディスコ/クラブシーンでは一定の評価もあったようです。そのあたりを知るまでにいつのまにかいなくなってしまいました....。トム・クルーズが好きなので、この映画も何回か観ましたが、楽曲は映画と共に残り続けていくのでしょう。
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ASIA
82年にヒットしたとっても聴きやすいプログレナンバー、ヒート・オブ・ザ・モーメント。バンド名をエイジアと発音するところもそのサウンドとともに当時印象的だった覚えがあります。70年代のプログレ創世記をリードした伝説のバンドであるイエス、キング・クリムゾン、エマーソン・レイク&パーマーの元メンバーによって結成されたのがエイジア。当然のように大ヒットしたデビューアルバムも「想定内」の出来事だったと思われる、いわゆる産業ロック・バンド。分厚いアレンジと研ぎ澄まされたギター、叙情的なメロディーと、当然曲自体もパーフェクトな美しさでしたね。
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SWEET
中学3年か高校1年の頃だったと思うので70年代半ばのヒットナンバー、スイートのフォックス・オン・ザ・ランです。同じ頃のウイングスのバンド・オン・ザ・ランとよく似たタイトルですが、イギリスというのも同じでいわゆるポップ・ロックというのも同じでしたが、こちらの方は当時盛り上がってたフロムUK勢の「時代を切り開く感」が充満してて、そのグラムっぽいサウンドが発散するドライブ感がカッコよかったっす。昨年のAAAコンサートのアンコールで桑田さんが久々に聴かせてくれましたが、ボーカルに入ってすぐの「アーイ(ァーィ、ァィ)」というエコーがたまらなく懐かしかったです。
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FLEETWOOD MAC
モンスターアルバムという言い方があるとすれば、フリートウッド・マックのこの「噂」などまさにそれだと思います。全米No.1の座に32週間もランクインされて1,000万枚以上(77年発売当時のマーケットからするとこれは尋常ではないと思う)売り切ったという名盤からは、当然何曲かヒットシングルも生まれてますが、僕自身はこのオウン・ウェイが耳に残っています(もしかしたら例によってCMで使われていたからかもですが)。彼らのサウンドは、真っ白な何もないクリーンルームのような部屋に響き渡る音楽とでも喩えたらいいのでしょうか。乾燥した音の上に軽いんだけど粘っこい声で綺麗なメロディが歌われるというイメージがあって、当時高校生の熱い血潮には妙に落ち着いた印象が強くて、ちょっと物足りない感じもしてあんまり真剣に聴かなかったんですけど、さすがにこの歳になって聴くと味わい深くてええもんだと解ります。そういえば保険セールスマン兼現役ベースマンのA君が「ホテルカリフォルニアは噂にグラミーをさらわれた!」と今でも悔しがってました。
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SHAKATAK
81年に彗星のように現れた(と感じた)イギリスのフュージョンバンド、シャカタクのジャジーでファンキーでムーディーでメロウな大ヒット曲ナイトバードです。当時AORの波が押し寄せる中、本当にどこでもよくかかってました。波といえば、この曲をはじめシャカタクのナンバーはサーファーの間でもマストアイテムだったように覚えてます。フュージョンというカテゴライズも今にして思えば懐かしく、彼らの他にもラリー・カールトンやリー・リトナーなどの大御所ギタリストをはじめクルセイダーズやジョー・サンプル(これは一緒だったっけ?)など、確かな演奏テクニックに裏付けられたお洒落なBGM系音楽がフュージョンというようにいわれていましたが、シャカタクのサウンドは肩の凝らない気軽さが身上でした。アマゾン見てたらサックスが元イフのメンバーの人だと知って、ちょっと驚きでした。
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SUPERTRAMP
79年にヒットしたアルバムブレックファスト・イン・アメリカからのヒットチューン、ロジカル・ソング。音楽性は異なるのですが、10年選手で下積みを積んで奇しくも同じ年にブレイクしたREOスピードワゴンと何となくイメージの重なるスーパートランプの、独特の甲高いボーカルがハマるナンバーです。ちなみにこの場合のトランプとは、カードではなくて「流れ者」という意味らしいです。スタイルはポップソングなのにどこか深い陰影みたいなものを感じる音だと思っていたのですが、もともとこの人たちはUKプログレがそのルーツとのことでナルホド納得ですね。この年、クルマの免許を取って親父のオンボロブルーバードでよくかけながら走った懐かしい曲です。
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Nick Heyward
ギター・ポップという分類の音楽についてはそんなによく知らないのですが、ヘアカット100から独立した83年にニック・ヘイワードが放ったヒットアルバム「風のミラクル」収録の「想い出を風にのせて」です。僕が就職した頃の人なのですが当時はよく知らずにいて、iPod使うようになってからゆっくり聴いてみようという気になったアーティストのひとりです。レコードコレクター誌の80年代ベストアルバムにも選ばれていてその選評どおりのエバーグリーンなサウンドが最大の特徴で、まさにBGMにぴったり。アカット100時代からアイドル風プロモーションだったようですが、確かにルックスはジャニーズ系かも。
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