Cheap Trick
70年代は音楽のカテゴライズが混沌としていた時期なのでいろんなスタイルのバンドが百花繚乱のエキサイティングな時代でしたが、チープ・トリックなんかはある意味そんな70年代を代表するアーティストだったと思います。シンプルなギター中心のスタイルでメロディアスな楽曲をちょっとハード風のアレンジでかわいく熱唱する、という感じでパワー・ポップというような言われ方をしていました。78年に武道館で行われたライブを収録したアルバムはビルボードに1年以上チャートインした金字塔的なアルバムで、ブドーカンがブランドになりつつあった時代だったことも教えてくれます。「甘い罠」という邦題でヒットしたこのナンバー、「ディンナイ、ディンナイ、ディンナイー」のところがポップでとってもええんです。
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Olivia Newton-john & John Travolta
サタデー・ナイト・フィーバーで一躍ディスコスターの座に就いたトラボルタと清純派美人シンガーの地位を欲しいままにしていたオリビア・ニュートン・ジョンが共演した78年の映画「グリース」の主題歌で、映画と共にこのナンバーもヒットしました。トラボルタはこの成功で第1期黄金時代を築き、またオリビアは清純派脱皮イメチェン=フィジカルへの布石を打つことになったのでした。楽曲はちょっとオールディーズ風のゴキゲンあんちゃん風で、今にして思えばバブル前という時代にも合っていた明るいポップソング。封切りで観にいきましたが「こんなんでええんかいな?」と思うほどウラのないミュージカルストーリーでした。
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Starship
ジェファーソン・エアプレイン→ジェファーソン・スターシップ→スターシップ、と人間関係や権利関係で変遷をとげてきた老舗大御所バンドの終末期(失礼!)のヒットナンバーです。元々はサンフランシスコのあのフラワームーブメント時代にサイケバンドとしてスタート(映画フォレストガンプのこの時代のBGMでも使われてましたね)したというくらいの由緒正しいアーティスト。後のAORブームでヒットを飛ばしたマーティ・バリンが創始者というのも僕らの世代にはある種の驚きです。とはいうものの、この「シスコはロック・シティ」は、そういうベテラン的態度が微塵も感じられない若々しいポップ・ロックで大好きです。原題とは関係ないのに邦題にサンフランシスコが入ってるのは、深慮かはたまたご愛敬か?
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THE ANIMALES
たまらなく悲しい旋律で、歌詞の意味がわからなくてもしんみりとしてしまう「朝日のあたる家」。カラオケでも結構歌えるナンバーです。ビートルズと共に60年代にUK出身でアメリカのチャートをにぎわせたアニマルズの名曲ですね。幸か不幸か当時の日本ではロカビリーという一種の亜種的ロックが流行していて彼らのナンバーは尾藤イサオさん(GTのケンさんの声がこの人にそっくり!)によって我らの親父世代でもご存じなほどメジャーになってます。楽曲的には「黒いフォークソング」というイメージがあって、当時のUKの音楽性で考えると、ビートルズ×ストーンズ÷マージービート、というところでしょうか?
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Bertie Higgins
画一的な就職活動に嫌気がさして「学生生活最後のシーズンに備える」という新たな目標と共にスキー雑誌ばっかり見ていた82年の夏にヒットした、バーティ・ヒギンズのヒットナンバーです。いわゆるAOR系で、当時サーファーがよく溜まってた京都のインドネシアコンセプトのカフェバーでもよくかかってました。郷ひろみのカヴァーでも有名ですね。同じアルバムに収録されている「キーラゴ」は、後年、ミポリン&織田裕二のホイチョイ映画「波の数だけ抱きしめて」でも使われてました。この映画の主人公の年齢設定が僕と同い年でかつ大学4年生の夏休みという設定だったので、当たり前といえば当たり前なのですが、バーティ・ヒギンズの他にもカラパナやJDサウザーなどの懐かしい82年ナンバーのオンパレードでとってもグッドなんです。
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Barbra Streisand
74年の全米年間ヒットNo.1に輝く、バーブラ・ストライザンドの切ないバラード。同名映画(邦題の「追憶」も上手い)の主題歌で、ネスカフェのCMソングにも使われていた、今やスタンダードとも言える名曲です。14歳中学2年の時で、洋楽と共に洋画にも興味津々だったので「スクリーン」を買って新作は本で読み、小遣いをやりくりして名画座で旧作○本立てを観て、という感じだったので封切りでは観れなかったのですが、映画も時代背景を上手く表現した悲しい恋の物語でグッドでした。ロバート・レッドフォードもかっこいいし。ちなみに中古車輸出商社社長のM氏(トーゼン英語ペラペーラ)によると、The Way We Wereという表現は「あまりよくなかった想い出」というニュアンスがあるとかで、なるほどです。バーブラ・ストライザンドは女優か歌手か判別しがたいスーパースター(判別の必要はないけど)ですが、このあとバリー・ギブとエロティックにデュエットしたウーマン・イン・ラヴやギルティもよかったなあ....。
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Leif Garrett
80年のディスコ系ヒット曲、というよりトシちゃんのカヴァー「哀愁でいと」の原曲という方がわかりやすい、レイフ・ギャレットのナンバーです。この曲(オリジナル&田原バージョン)がヒットした2年くらい後に就職したのですが、新地に通い詰めだったチームマネージャー(いわゆる課長ポジション)にスナックに連れて行かれては踊らされていた(もちろん田原バージョン)、懐かしい体育会系の想い出の曲です。お店のキレイなお姉さんの「新人ちゃんはかわいそうねぇ、でもオモシロイ」風の憐憫の目がホロ苦く思い出されます....。ところで、83年のフランシス・F・コッポラ監督の名作「アウトサイダー」の出演者にレイフ・ギャレットというクレジットがあるのですが、同一人物かなぁ?ロードショーで見たのですが、全く思い出さない。(余談ながらこの映画の出演者、みんなビッグになってますね)
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The Temptations
昨日分に続いてブラックの大御所です。60年代からずーと、ソウルコーラスバンドの王者として活動を続けているテンプテーションズ。小学生だった頃になんとなく名前を知って(多分やはり夜ヒットあたりか?)以来、まだ現役とういうまさにリスペクトそのものの人たちです。長くやってるバンドの常として何度かスタイルが変わってますが、美しいファルセットのロマンチックなナンバーをカッコよく決めていた60年代のイメージがやはり強く、テンプテーションズ=ファルセットという感じです。この人たちに憧れてブルー・アイド・ソウルへ突っ走ったホール&オーツが、尊敬するエディ・ケンドリックスを迎えてアポロシアターで演ったライブのオープニングが、ゲット・レディからマイ・ガールと続くメドレーなんですが、これもまたカッコええんだよねー。
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Otis Redding
魂を揺り動かすようなボーカリストという人が何人かいるとしたら、間違いなくそのうちのひとり、オーティス・レディング。68年の大ヒット曲で、今もオリジナルで、また多くのカヴァーで渋くメローに聴かせてくれる、ドッグ・オブ・ザ・ベイ。自分の曲がチャートを駆け上がるのを見ることなく前年に飛行機事故で26歳で亡くなるという劇的な生涯が残念でありまた神々しい存在となって今でも語り継がれる人です。この曲の口笛が少し寂しげなのはそういうことを考えてしまうからか?
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The Three Degrees
昨日分のジグソーのことを「日本でだけ云々...」と失礼な思いこみでいたのですが、この方々も日本でだけではないかも知れない。子供の頃、夜のヒットスタジオによく出ていたスリー・ディグリーズのヒットナンバーから、天使のささやきです。このほかにも「荒野のならず者」というヒットもありましたが、何となくメロディが和風な感じが否めず、もちろん悪くはないのですが、テレサ・テン+麻生ようこの英語版というイメージが当時から抜けないんです....。アレンジやサウンドはAORのルーツのようなスタイルを持ってるんで、嫌いではありませんけどね。
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