George Michael
80年代前半に人気爆発したポップデュオ、ワムを解消したジョージ・マイケルが87年に放ったナンバー。この曲はイントロのギターのカッティングと、彼のイヤらしい...ではなくセクシーな声が全てと言っても過言ではない。とにかくカッコいーい、気持ちいーいサウンドです。ワム時代に大阪府立体育館で行われたコンサートに行きましたが、当時はアイドル路線真っ只中だったんで「ジョ~ぉージぃイ!」とか「あァんディー?!」とかの金切り声ばっかり、そのうえ、客層に合わせてか中間で「ワムのビデオクリップコーナー」みたいな大画面で延々プロモビデオ見せられたりして、アーティストのライブに行った感じがしなかったのですが、クラブ・トロピカーナなどで当時から見せていた「ラテン+ブラック」的なスタイリッシュな音楽性の片鱗が、この曲収録の同名アルバムで花開きました(グラミーも受賞)。ブラックといえば、あらためてアルバムを通して聴いてみると、どこかマイケル・ジャクソンに通じるようなノリ&声の出し方で、こちらが「本家白いマイケル」って感じ?
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Bertie Higgins
画一的な就職活動に嫌気がさして「学生生活最後のシーズンに備える」という新たな目標と共にスキー雑誌ばっかり見ていた82年の夏にヒットした、バーティ・ヒギンズのヒットナンバーです。いわゆるAOR系で、当時サーファーがよく溜まってた京都のインドネシアコンセプトのカフェバーでもよくかかってました。郷ひろみのカヴァーでも有名ですね。同じアルバムに収録されている「キーラゴ」は、後年、ミポリン&織田裕二のホイチョイ映画「波の数だけ抱きしめて」でも使われてました。この映画の主人公の年齢設定が僕と同い年でかつ大学4年生の夏休みという設定だったので、当たり前といえば当たり前なのですが、バーティ・ヒギンズの他にもカラパナやJDサウザーなどの懐かしい82年ナンバーのオンパレードでとってもグッドなんです。
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The MAMAS & the PAPAS
65年のママス・アンド・パパスの大ヒット曲「夢のカリフォルニア」ですが、僕自身の原体験は78年の映画「カリフォルニア・ドリーミング」でした。それまでも聴いたことはあったのですが、70年代後半からのサーフィン大ブームの真っ只中観たこの映画はとても強いインパクトがありました。サーフィン映画というと同じ頃の「ビッグ・ウエンズデイ」の方が圧倒的に支持が高いと思いますし、役者やストーリーの華やかさからしても正統派サーフィン映画と言えるのが「ビッグ・ウエンズデイ」ですが、当時そんなにテクもないのに下手の横好きで気持ちだけはいっぱしのサーファーだった僕としましては「カリフォルニア・ドリーミング」の主人公T.Tのちょっとズッコケながらもサーフィンに惹かれていく気持ちに(陰ながら)共感していた次第で、いわゆる青春のホロ苦い想い出のひとつというやつです。そんなストーリーにばっちり合ってたこのナンバー(同名だから当たり前ですが)。哀愁を帯びたメロディーラインやパワフルなフラワーチルドレン調コーラスが普遍的な印象をこの名曲に与えてますね。サビのG#7からC#mのところが特に盛り上がって泣けてきます....。調べてみるとママス・アンド・パパスの中心メンバーであるジョン・フィリップスがNY出身というのがちょっと意外なんですけどね。
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John Denver
懐かしい名前です、ジョン・デンバー。白人の男イルカのようなイメージがありますが、やはりフォークギター1本で歌ってる印象が強いからか?この「太陽を背に受けて」は74年のヒットナンバーで、彼が最も精力的に活動していたのもこの頃だったように思います。当時確かジーンズのCMでも使われていたと思います(エドウィンのシー・ラブズ・ユーとかこの頃のジーパン屋さんは音楽ががよかった)。深夜ラジオを聞き始めた頃であり、この曲や「カントリー・ロード」なんかがよくABCヤングリクエストで流れてました。カントリーをベースとしたポップテイストのある美しいメロディラインの済んだ楽曲が持ち味で、今にして思えばベトナム後のアメリカ人の心を癒したようなポジショニングだったような気もします。自身の名前の冠プロスキーレースを開催するなど、ロッキーマウンテンハイそのものの国民的ビッグスターでしたが、97年に飛行機事故で非業の死をとげられたんですね、残念です。
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Loggins & Messina
73年のナンバーが続いてしまいますが、同年発表のライトで心地いいロックンロールのマイ・ミュージック。懐かしいロギンズ&メッシーナの3枚目のアルバムに収録されていて、この曲も深夜ラジオビギナーだった当時よく流れていました。ケニー・ロギンスは映画「トップガン」や「フットルース」の主題歌でこのコンビ解散後に超メジャーになりましたが、地味なイメージのするジム・メッシーナもバッファロー・スプリングフィールド→ポコというウエストコースト創世記の大物バンドを渡り歩いた強者であり79年発表のソロアルバムOasisは大学時代の僕の愛聴盤でとても洗練されたサウンドを作り込む人です。2人で活動していた時期はそんなに長くなくて何となく存在感が薄いというかバンド名としては有名だけどコレという曲が残っていないという感じがして、あまり話題になることのないギターデュエットですが、この曲のようなイージー・ロックというのでしょうか、耳障りの良い乾いた音楽を聴かせてくれた人たちです。
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AIR SUPPLY
高ーいキーのぬけるようなボーカルと独特の清涼感たっぷりサウンドで、80年発表当時サーファー必携ナンバーとなったエア・サプライのロスト・イン・ラブ。海→青空→ピーカンという連想ゲームのようなイメージを聴くものに与えてくれたバンドで、第一次オージー・インベンジョン(というコトバはないかもですが勝手にこう呼びます)の中心的存在でもありました。とにかく澄んだ美しいボーカル&コーラスが特徴の人たちで「ペパーミント・サウンド」という呼ばれ方もしていましたが、それ故ちょっと軟弱な感じも否めず、アーティストとして語られることはあまり無かったように記憶しています。よくクルマでかけて聴きましたが、開放的でお気楽なサウンドは、平日ではなく休みの日にやっぱり海へでも行くときにばっちりハマった佳曲でした。
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Chris Rea
渋い声と心地いいスローメロディでヒットしたフールですが、クリス・レアのデビューヒットだったとは知りませんでした。余裕のあるボーカルや醸成されたサウンドから、当時はキャリアのある人が世に出たナンバーなのかなと考えていたのですが。Fromアイルランドということで、AORの範疇ながらアメリカンとはどこか微妙に違うノリを感じます。オシャレな作風からはちょっと想像できませんが、デビュー前は工事人夫やセールスマンもしていたらしく、この曲のあとちょっと名前を聞かなくなってましたがベスト盤でまた復活!若い頃聴いたときはルパート・ホルムズとイメージが重なってしまってたのですが、この歳になってリラックスして聴くと何かノスタルジックな印象もあって味わい深い曲です。
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VAN HALEN
ハードロックが市民権を得てコマーシャル的にも一気に花開いた80年代を代表するバンド、ヴァン・ヘイレンの代表作1984から、聴くだけで元気百倍のジャンプです。このアルバムで名物ボーカリスト(というと軽くて失礼?)のデイヴィッド・リー・ロスが脱退してしまうのが残念なんですが、なんと言ってもこの曲はあの名ビデオクリップを語らぬわけにはいきますまい。所狭しと駆け回り飛び上がり回転しながらJUMP!と雄叫びをあげるデイヴィッド・リー・ロスの胸毛チラリむちむちラメワンピースが光り、エディ・・ヴァン・ヘイレンのライト・ハンド奏法が炸裂する、超お気楽な輝く映像はホントに見ていてすかっとしました。ヨッちゃん(野村義男氏)が「それまでのハードロックのリードギタリストは難しい顔をして演奏するのが当たり前だったが、エディが史上初めて笑いながら弾いていた」とコメントしていましたが、そのとおり!あのこぼれるような笑顔がこの曲の完成度をさらに高めたと言っても過言ではないでしょう、さすがヨッちゃん鋭いね!全体を通してもジャンプに代表されるようなハードポップロックとでもいったらいいようなキャッチーで楽しいナンバーのオンパレードの名盤で、アートワークもかわいくクリエイティブでOKです。
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Ned Doheny
このアルバムが発売された76年頃から、日本の若者は、様々なメディアが一気に提供しはじめた「アメリカ西海岸文化」の洗礼をこれでもかと浴びまくり(当時高校生だった僕もそうでした)、音楽シーンでもそれまでUKに押され気味だったアメリカ勢がイーグルスをはじめそれこそ百花繚乱という感じでプレゼンスを確立しました。そんな中リリースされたネッド・ドネヒーのこのアルバム。Get It Up For Loveがスマッシュヒットしたので当時は何となく知ってたという程度だったのですが、あらためてじっくり聴いてみるとビックリの名盤でした。ちょっと内省的な声質のやや黒っぽいボーカルと洗練されたアレンジがマッチして、ウエストコーストテイスト溢れるジャケットアートワークのような世界を聴かせてくれます。グレン・フライ、ドン・ヘンリー、J.D.サウザーもバックで歌ってるとのことで、この頃の西海岸ではよくあることとはいえ豪華版!文句なしの名作です。
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The VELVET UNDERGROUND
連休最後の日曜日なんで、サンデー・モーニング(関口さんではなくてヴェルヴェットです)をば。音楽好き友人のA君というのがいまして今でもサラリーマンバンドで現役ベーシストで活躍してる憎いあんちくしょうなんですが、この人がルー・リード大好き人間で生半可にこのバンドのことを語ろうものなら....というプレッシャーがあるものの書きます。元祖パンクバンドだと勝手に思ってるのですが、ルー・リードの破天荒なイメージや存在感の大きさが一種神格化されていて、ウォーホールが心酔したプロジェクトだというのもあって、やっぱり生半可には聴けないような尖ったスタイルに包まれています。実際シンプルな楽曲でもメッセージ性を感じてしまう、現在の音楽シーンにはない硬派だけどスタイリッシュなバンドです。この曲はギターやアレンジがピースフルでいいっすけど。
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