J.J. Cale
ブルースのギタリストで昔からやってる人は大体がみんないぶし銀なのですが、極めつけがこの人、J.J.ケールでしょうか。76年に発表された当時は高校1年で全く知らなかったのですが、クラプトンのカヴァーで知ったこのコケインのなんとも言えないけだるい渋さ!ささやくようなボーカルにも控えめでドスのきいたリフにもブルース+R&B+サザンのミックスサウンドにもシビれてしまいます。クラプトンはもとよりダイヤー・ストレイツ(というかマーク・ノップラー=うーんサウンドがよく似てます)なんかとも親交があるそうなのになんという控えめなキャリア、と驚いてしまします。やっぱり本当にカッコいい男の生き方はこういうのなんやろなあ、と憧れてしまうアーティストです。
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(クラプトン版ですがタブは↓)
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STYX
扱いやすい?プレグレ、という意味で(声質も含め)後のスーパートランプとイメージがダブってしまうスティクス。僕が大学に入学した79年のヒットナンバーから、ボート・オン・ザ・リバーです。はじめて実家を離れて一人暮らしだった京都の山ん中の下宿でよく聴きました。独特の叙情的なメロディ+アレンジに、乾いたボーカルが被さるこの曲の佇まい....今聴いても何とも不思議な感じです。収録アルバムからは彼らの最大のヒットであるベイブもリリースされていて、この時期がスティクスの絶頂期だったと思っていいのでしょうか?もしかしたらこっちの方が有名かも知れないミスター・ロボットも後に大ヒットしましたが、個人的には、何とも得体の知れない感じなのに美しいナンバーを連発していたこの頃のスティクスの方が存在感があってよかったんです。
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ABBA
70年代のスーパーポップグループ、アバ。今考えると、キャッチーな楽曲、アレンジの楽しさ、ハーモニーの美しさ、キャラクターの明るさ....などポップスターとしての条件を全て兼ね備えてたと思うのですが、ティーンエージャーだった当時に抱いたのは「あまりに優等生的でおもろない」という印象だった気がします。男女二人ずつでスウェーデン出身、というのもなんとなくピンとこない感じがしたような。ですから、グループ活動中は好きで聴いたわけではなくラジオから流れてくる(といってもオンエア量が半端じゃなかったけど)のをBGMで聴き流していただけなんですが、歳をとってから久々に聴いたりするとサビ部分などは一緒に歌えたりするナンバーが多いんですね。このあたりが彼らが世界中で評価された本質的な理由であり、つまり普遍的な音楽だったということなんだな、という気がします。些末な部分ですけど、この曲のスネアのシンコペーションも、普遍的でカッコいいなと思います。
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REO SPEEDWAGON
ラジオなどで超久しぶりにかかったりして曲名などを思い出せなくてもボーカルやサウンドですぐに誰かはわかるREOスピードワゴン。苦節10年でいきなりブレイクした80年のアルバム「禁じられた夜」からのヒットチューンです。この時期ハード・ロックをベースとしたメロディアスなサウンドのバンドがアメリカン・ロックシーンで活躍していて例えばジャーニーやフォーリナーなんかがそうですが、REOもそんな流れをくむロックを聴かせてくれるバンドです。彼らの場合この曲のように特にバラードが特徴的で、リズムセクションのアレンジはハードロックなのにメランコリックなイメージすらあるエコー気味のボーカルミックスが醸し出す独特のサウンドが美しく、音全体の佇まいが素晴らしいです(こういうのをパワー・バラードというらしい)。大学生のとき初めてこの人たちのクレジットを見たときに「レオ・スピードワゴン」と読んでて笑われてしまいました....。アールイーオー・スピードワゴンですので念のため。
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Olivia Newton-John
金髪で青い目のすごい美人でそのうえ歌唱力も抜群なオリビア・ニュートン・ジョンが「そよ風の誘惑」で登場した75年、僕は中学生だったのですが「白人はなんて綺麗だんべ」とため息をついて聴いていたような気がします。その清楚な容貌に劣らぬ美しい声もまた思春期の少年たちのハートをかき乱したのでした。ところがどっこい、この人はショービジネスの世界を生き抜く知恵も度胸も抜群で、この後トラボルタと競演したグリースの最後ではアフロ姉ちゃんになってディスコしたかと思えば、かのフィジカルでは悩殺エアロビルックで妖しいダンス...と、したたかなビックリ変身ぶり。日本へのイルカ批判はちょっといただけないオマケでしたが、かくも女性は逞しきという見本のような人生を見せてくれてます。それにしても、この曲の邦題とってもバッチリですね。
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Stevie Wonder
ミック・ジャガーもめでたくサーの称号をいただきましたが、こちらは巨匠サー・デューク・エリントンをはじめとしたアフリカ系アメリカンの偉大な先人への限りない尊敬を込めて、天才スティービーが熱唱する「愛するデューク」です。イントロのホーンセクションですっかりやられてしまうこのナンバー、少し前にトヨタのCMにも使用されていた名曲です。音楽への深い愛がベースになった歌詞も、そんなシリアスな歌詞を軽く乗っけるメロディーも、そして底抜けに明るいボーカルも全て完璧、これこそ音楽だという自信に満ちあふれた一曲です。76年発表の収録アルバムは名曲揃いで、彼の最高傑作の誉れも高い2枚組。Songs In The Key Of Lifeというタイトルもコンセプチュアルでいいっす。
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Nick Wood
今日は閑話休題の番外エントリーです。日本代表の、あの「ランラバラララン、ラ~ラ~イエ、オ~オ」の曲です。いわゆるワールドミュージック的ですが、どこかマット・ビアンコ風な匂いもあります。代表の試合を見に行くと、開始前にスタジアムの大ビジョンでCMとともにかかったりして盛り上がります。
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