England Dan & John Ford Coley
AORブームまっ最中の大学生時代に友人に教えてもらってよく聴いた曲なので、てっきり80年前後のナンバーかと思っていたのですが、このイングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリーの「秋風の恋」は76年にリリースされていたようです。この人たち、音楽のルーツ的にはカントリー系のポップスということで、いってみればポコやイーグルスの遠縁にあたるポジショニングのようですが、僕は時代背景的に勝手にAORと断言させていただきます。デュオの名前(特にイングランド・ダン=ダン・シールズが本名らしい)が印象的だったのと、何といってもこれぞAOR!というメロディ&アレンジ、そして爽やかな中にも少し哀愁感のあるコーラスが最高で、当時ドライブ時には欠かせない名曲でした。この頃の一瞬だけしか知らなく、またその後あんまり名前も聞かなくなりましたがその後どーなんでしょうね?
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BREAD
昨日中学時代のCrocodile Rockをアップした際に同時期のナンバーを思い出しました。ウエストコーストサウンドの草分け的存在でソフト・ロックというようなカテゴライズをされていたブレッドの71年のナンバー、イフ。21世紀になってもたまーに802でオンエアされることもある名曲です。初めて聴いたのは中学1年の頃だったと思うので73年でしょうか、今もリードギタリストとして活躍するY君に教えてもらいました(例によってY君のお兄さんお気に入りのバンドです)。60年代後半に結成され、当時のエレクトリックサウンドへの反発からデヴィッド・ゲイツを中心としたアコースティック路線でブレイクしましたが、オーリアンズなどと比べるとこちらの方がポップ色もあって売れた理由もなんとなく納得というところ。デヴィッド・ゲイツはソロになっても活躍して今は悠々自適のようで羨ましい(この頃のアーティストの悠々自適はいいなあ、といつも思います)。この曲の魅力は何といってもイントロのため息の出るような美しいアルペジオに尽きますが、昨日分で登場のお金持ち一人息子のW君がこのギターを若干14歳で耳コピーしてました、恐るべしW君!
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Elton John
最近ついに「ご結婚」という運びで幸せいっぱいのエルトン・ジョン。73年ですから僕が中学1年生のときのヒットナンバー、クロコダイル・ロックです。この年には彼の最高傑作の誉れも高い名アルバム「グッドバイ・イエロー・ブリック・ロード(あのキャンドル・イン・ザ・ウィンド収録ですね)」もリリースされるなど、まさに絶頂期にあったエルトン。このアルバム「ピアニストを撃つな」もトリュフォー作品のパロディタイトルやジャケットアートが小粋な名盤で、同級生のお金持ち一人息子のW君に借りてダビングさせてもらったのですが、特にこの曲はホンキートンクなちょっとオールディーズ調のロックンロールのノリが最高でよく聴きました。最近も現役大御所として大活躍ですが、この頃の彼はまさにピアノ・ロッカーという感じでエネルギーがほとばしっていてサングラスの輝きをより華やかに感じさせてくれたものでした。高額納税回避でアメリカに移住したり、ジョン・レノンとマジソンスクエアガーデンでライブしたり、そしてダイアナ妃の件では音楽史上最高セールスを記録したりと、ずーと走り続けるエネルギッシュなおじさんです。関係ないけどこの人もサッカー大好きなんですね。やっぱりイギリスのミュージシャンなんだなあと納得します。97年だったか大阪城ホールでのビリー・ジョエルとのピアノジョイントコンサートもほっこりしてよかったっす。
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GIPSY KINGS
80年代後半、それまでのAOR旋風がやんでしばらくして台頭してきたのがワールドミュージックというカテゴリー。いろんな見方があるようですが、結局はアメリカやUK以外のポピュラー音楽ということだったようです。その代表格として大ヒットしその後もCMソングでおなじみのジプシー・キングスのナンバーからジョビ・ジョバをば(この曲はキリン端麗生でしたね)。87年に発表された日本デビューアルバム収録の1曲ですが、初めて彼らのサウンドを聴いてそれまでになかった激しいアコスティックと伝統的なようで現代的なリズムにのった美しいメロディ、そして哀愁を帯びたボーカルにすっかりイカれてしまってすぐにCD買ってしまいました(今にして思えばそれがワールドミュージックブームだったということなんでしょうね)。名前のとおり本物のジプシーの人たちのバンドであり、初めて彼らを見いだしたのは晩年のチャップリンだったとか、ブリジット・バルドーがぞっこんだったとか、日本人の感覚では想像しがたいエピソードの持ち主なんですが、カリスマ性がないというと失礼ですが、例えば何かをしていてBGMが欲しいなというときに、最適の音楽のひとつだと思います。
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The NOLANS
AORがロックシーンを席巻し始めた80年のポップシーンで、こんな青春ドラマ風の姉妹グループがブレイクしていたのも今思えばおおらかな時代でした。ダブリン出身の5人組(4人だったっけか?)、ノーランズのダンシング・シスターです。原題は大人の女性風なのですが、なんと言っても健康的すぎてまぶしいくらいのこの娘たちにはこちらの邦題のほうがやっぱりピッタリですね。ただし、単なる夢見る夢子ちゃんの集まりのアイドルグループではなく、とにかく歌唱力があったのも確かで一定のノリとパンチが印象的でもありました。知らなかったのですが、山口百恵やキョンキョンなど日本のアイドル歌手のカバーアルバムで、90年代に日本レコード大賞企画賞を受賞していたとのことでビックリしていたら、なんとまだ現役で活動されてるようでまたビックリ!健康的なのに妙に色気もあった人たちなので、今なら例えばホテルのディナーショーなんかで、ジャズのスタンダードを歌ってるのを聴いてみたい気もします。
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Dan Fogelberg
79年発表のダン・フォーゲルバーグの名盤Phoenixから、いつ聴いても無垢で透明な美しいアコスティックのロンガーです。60年代のシンガーソングライター的な部分と70年代の西海岸バンド的な部分がミックスされている音楽性がこの人の魅力ですが、彼のマネージャーはジョー・ウォルシュやイーグルスを担当していた人らしく、なるほどねという感じですね。当初はロサンゼルスでそのキャリアをスタートさせたようですが都会生活が肌に合わず、コロラドの農場へ引っ越してから生まれた作品がこのアルバムとのこと(きっとイーグルスの酒池肉林なんかも見ていたんだろうなあ)。この曲のようなバラードの他にもアップテンポなナンバーも収録されていますが、全体を通してどこかほのぼのとした詩情感を感じるのは、このようなバックグラウンドがあるからかも知れません。
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ORLEANS
名曲が多いのにあんまり評価されていないというかあまり話題にならないのが不思議なオーリアンズ。中学生の時にスティーリー・ダンを教えてくれたY君のお兄さんお気に入りのバンドのひとつで、このダンス・ウイズ・ミーは74年発表の爽やかな名曲。とにかくハーモニーが美しすぎてたまりません。アコスティックギターがメインのシンプルなアレンジも清々しくてGOODですが、発表当時のバージョンは重めの別テイクらしいのが意外な感じ。いずれにしても、いつまでも聴けるスタンダードな一曲です。
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The Doobie Brothers
ドゥービーの場合は、マイケル・マクドナルド加入前と加入後で好き嫌いが分かれてしまう..というか圧倒的に加入前の方が支持されてると思いますが、マクドナルド加入後も、エコーズ・オブ・ラブのような上手く個性が溶け込んだナンバーもあって僕はどちらも好きです。で、加入前はやっぱりトム・ジョンストンを中心とした「カントリーソングをフライパンに乗せて西海岸風アレンジで焼き込んだ後ちょっとヘヴィロックをふりかけました的サウンド」の、聴いていてウキウキするような爽快さが最大の魅力です。チャイナ・グローブとかいろいろ迷いますが、僕にとってはやっぱりこのナンバーです。シンプルなボーカルメインの楽曲に聞こえますが、ギター何本重ねてんの、バンジョーも聞こえるし...という感じで、重なり合うギターリフやおカズが独特の深さと厚さを醸し出しています。音づくりの執念にノスタルジックさえ感じてしまう、ホンマええナンバーです。
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AMERICA
大ヒット曲「名前のない馬」から続く、アメリカのアコスティックサウンドの代表作。イントロのギターが印象的な爽快なナンバーで、最近ではジャネット・ジャクソンがサンプリングしていましたね。72年発売ですが、この頃はオーリアンズとかブレッドとか、こういう爽やかハーモニーのアコスティックが多くて、その後のウエストコーストサウンドの原型となっていたように思います。12弦ギターのカッティングがいつ聴いてもとにかく心地いい、ピースフルな一曲です。
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Sheryl Crow
現在のアメリカで女性ロックシンガーといえばまず名前の浮かぶひとりです。マイケル・ジャクソンやロッド・スチュワートなどの大物のバックだったらしくて、実力は折り紙付き。デビュー当時は、ギター好きなシンガーソングライター娘という感じでしたが、だんだんと美しくなっていくのに驚きます。地位がヒトをつくる、というのはビジネスの世界だけではないようです(....が、音楽もビッグビジネスですね)。以前はカントリーの匂いがもう少し強かったように思いますが、作品を重ねるごとに独自のロック色になってきたのは、イーグルスに通じるものがあります。この曲は、聴いていると爽やかな元気が出てくるのですが、サビのちょっとマーチっぽいアレンジのせいかな?
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