KOOL & The GANG
クール・アンド・ザ・ギャング81年のヒットナンバーで、今でも例えばMLBやNFLなどの試合中のちょっとしたブレイクタイムで流れたりするセレブレーション。CoolではなくKoolで(タバコのクールと同じ)これはリーダーのニックネームからのようです。野球で例えるのも変ですがアース・ウインド・アンド・ファイヤーがジャイアンツなら彼らはタイガースといった感じで、正統派カリスマアーティストがいたかいなかったかの差はあるものの、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの流れを汲むホーンオリエンテッドの賑やかファンキーソウル的なジャンルは両者によって確立されたように思います。ちょっと宗教的な匂いもするアースと違い、クール・アンド・ザ・ギャングの場合はこの曲に代表されるような聴いていて理屈抜きに楽しめるサウンドが身上で、パーティーサウンドとも評されるこういうナンバーを例えば誕生日なんかに大音量で聴くのもいいもんです。また、バラードも上手かったのもアースと同様ですが、JoannaとかCherishとか甘め(この頃の表現で言えばスイート&メロウ)だったのも彼らの特徴でこのあたりもやっぱりパーティサウンドだったわけですね。

The Very Best of Kool & the Gang
Kool & The Gang

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