George Harrison
昨日分がリンゴ・スターだったので引き続きということでジョージ・ハリソンの同じ73年のスマッシュヒット、ギブ・ミー・ラブを。ビートルズ時代はジョンとポールという圧倒的な存在にいつもプレッシャーを感じ続けたためか途中でインド音楽に走ったりしましたが、彼の代表作でもあるホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープスを発表した68年頃から突然フッ切れたように才能を開花させたジョージのハイライトは70年のオール・シングス・マスト・パス。で、これはその3年後に発表されたナンバーですが、個人的にはオール・シングス....は3枚組というのもありまた何となく求道的なイメージ(=ジョージのキャラそのものですが)が強くてきちんと聴いてなくて、それよりもこの曲のような軽めのヤツの方がジョージの曲では親しみがあります。例えばビートルズ時代のヒア・カムズ・ザ・サンとかフォー・ユー・ブルーとかサムシングとかもそういう意味で好きなのですが、求道的でシニカルなジョージもいいけどハンサムな笑顔でメジャーコードのギターをかき鳴らしている方が良かったのにと考えたりします。ただ、バングラデシュのようなプロジェクトを主宰したり、その後もトラヴェリング・ウィルベリーズのようなチャリティを呼びかけたりと、ビートルズの4人の中では最年少でありながら社会性のある活動にいち早く目を向けたのも継続的に活動していたのも彼であり、尊敬すべき真面目な人でした。88年にはセット・オン・ユーで15年ぶりに全米No.1を獲得したりしながら、彼らしくストイックに活動を続けていたのですが、もう亡くなってしまって3年を超えてしまいました。追悼コンサートのDVDを観たいなあと思いながら未だなんですが、この曲はジェフ・リンが演ってるようで、きっといいんだろうなあ。

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Living in the Material World
George Harrison

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