THE CLASH

パンクというジャンルについてはあまり多くを知らない(聴いていない)のですが、79年クラッシュがリリースしたロンドン・コーリングは確かにカッコいい曲でした。コアなクラッシュ及びパンクファンの方にはこのアルバムはあまり評価されていないようなのですが(そう言えばパンク好き銀行員のT君とこのアルバムの話題になった時も彼のノリは悪かった)、西海岸系&AORというノーテンキMUSICの王道で育った身としては、「意外と聴きやすい名盤かな?」と感じてしまいます。英国病真っ只中のUKの社会問題を強烈に叫んだ彼らは、存在そのものがパンク(なんせ「衝突」という名前ですし)。「ビートルズもローリング・ストーンズもエルヴィス・プレスリーも必要ない」というコメントに誇り高いアイデンティティが凝縮されていますが、そのちょっと黒っぽさを感じるシンプルでパワフルなサウンドからは、ビートルズやストーンズで育った者が聴いても充分伝わる何かがあるわけで、音楽というものが素晴らしい理由のひとつが例えばこういうことだと思います。

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London Calling
The Clash

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