Karla Bonoff
「涙に染めて」という邦題のこの曲、79年発表ですから大学に入った年に聴きました。当時の西海岸サウンドシーンは、ホテルカリフォルニアで超ビッグネームになったイーグルスを筆頭に、聴きやすいメロディ+爽やかなコーラス+ちょっと社会性みたいな楽曲を、ロン毛でヒゲのお兄さんがGパン履いてギター(アコスティックとエレキ混成)弾いて....というスタイルが定番だったのですが、そこに現れた清楚な声とルックスのピアノシンガーがカーラ・ボノフで、邦題が表すような女性っぽい歌詞でラブソングを切々と歌う彼女のナンバーはとても新鮮なインパクトがありました。西海岸の女性シンガーとくればリンダ・ロンシュタットですが、この人にカーラ・ボノフが楽曲を提供していたのは有名な話であり、Trouble Againを聴いたリンダが「ぜひワタシに歌わせてぇー」と依頼したのに「この曲だけは自分で歌いたいからぁ」と断ったというのもまた有名な話。有名と言えば、このアルバムのサポートミュージシャンがこれまた当時のウエストコーストの強者ぞろいで、J.D.サウザー、デヴィッド・リンドレー、ジェイムズ・テイラーなど豪華版!ゆえに安心して聴けるビューティフルな恋の歌満載のアルバムであり、ジャケットのワンピースの写真もイヤらしさがないのになんかエロティックで、青少年としてはよかったんです。
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