Paul McCartney & WINGS
同名アルバムのタイトルチューンで、このアルバムがWINGSとしてのポールの最高傑作だと思います。ビートルズ解散後すぐ大ブームが起ったジョンやジョージと違い、ポールの場合はこのアルバムまでは煮え切らない感じの作品が多かったのですが、これで一気に再ブレイク。ポール本来の、キャッチーでいて美しいメロディ、アレンジ・構成の妙、楽器の使い方の面白さなどが満載の名盤で、75年のグラミー受賞も果たしました。ビートルズ末期に「ロックバンドなんだからライブ活動を継続的に行うべきだ」という主張がジョンやジョージとは合わなくて解散の一因にもなったポールですが、ソロになってからの「バンドづくり」には苦労し、やっとWINGSを結成。このアルバムの大ヒットで一気に絶頂を迎えるのですが、ライブを行えるメンバー構成までは出来てなくツアーは次作のVenus & Mars発表後まで行えなかったのでした。それだけにVenus & Mars後のワールドツアーでは大爆発!(ライブ盤のOver Americaはポップロックのアルバムとしても秀逸)とにかく、若い音楽オタクの頃のポールのエネルギーを感じ取れる一曲です。アルバムジャケットに、ジェームス・コバーンやクリストファー・リーが参加してるのも話題になりました。

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Band on the Run
PAUL / WINGS MCCARTNEY

Emd/Capitol 1999-03-09
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